2009年10月24日
US Hobbies Challenger その5


のちに、六角軸を使ったルース・カプリングを使うようになった。これはKTMの高橋淑氏が採用した。簡単にして確実、安価な方法である。これは、もともとはイギリスのアイデアだそうだ。
軸は6mmとして、専用の含油合金軸受を長らく使っていたが、1985年頃から5mmにした。今までの段付きシャフトをやめてストレート軸を採用したたからだ。すると在庫の6mm用の穴が開いた含油合金の軸箱は無駄になる。当然捨てるべきだったが、それに内径5mm、外形6mmのパイプを差し込むという許されないことをした。
WSM以降の模型はこのタイプになっている。すなわち潤滑が悪い。場合によっては焼きつく。それまでは焼結して作った多孔質の含油合金製であったのに、単なるブラスパイプが摺動するようになったわけだ。この判断が誰によってなされたのか、興味深い。
筆者はすべてボールベアリングを入れているので、このあたりのことは改造時に気が付いているが、ほとんどどなたも気が付いていないのではないかと思う。