2008年04月09日
Jerry Porter氏の模型哲学
Jerry Porter氏は隠居の身である。この方も溢れ出る才能の持ち主で、何をしても成功するタイプの人間のようである。もともとは、精密機械加工の会社を持っていたらしい。Intermountainブランドで、超細密キットを売り出し、模型界で名を挙げた。
彼はその事業を売却し、悠々自適の生活である。インターマウンテンの製品は筆者も何台か持っている。常識では考えられないほど細かく出来ている。例えばタンク車のリヴェットが、丸いものと円錐形のものとを作り分けている。しかも、タンクの全周に亘って円錐リヴェットが正しい形に着いている。この型を起こすのに、どれほどの工夫があったかを考えれば、彼の非凡さが分かろう。しかし、製品群は、どちらかと言うと失敗だろうと彼は述懐する。
あまりにも細かくて、組立てられない人が多かったそうである。だから売り上げはそれほどは多くないとのこと。仕方なく、彼はその型をアトラスに売却し、アトラスはその組み立てを中国の職工にさせている。もちろん、一部の型はやや簡略化し、細い部品は針金で作って壊れ難くしている。下廻りもダイキャストで作り、強度を持たせている。塗装済完成品で輸入し、膨大な量が売れた。
また、レイアウトの設計手腕にかけては全米で3本の指に入ると言われている。数多くの有名レイアウトは彼の手になる。
先日は、彼の哲学について話を聞いてきた。
写真は、筆者のLow-D車輪を見るPorter氏