2007年07月30日
丸金床 + ゴムハンマ
信じがたいほどうまく出来る。一枚曲げるのに20分程度である。何回でも修正できるので気楽だ。金床の首の長さがあるのがミソで、そこにガイドとなる木片をクランプで留め、その上を滑らせながら順次叩いていくのである。
このテクニックを使えば、タンク車や蒸気機関車のボイラの丸めも簡単である。そのときは両端を固定した丸棒が必要となるだろう。もちろん最初はこの方法で端から丸めていくのだ。
模型誌には色々なテクニックが紹介されてきたが、これほど単純で失敗のない方法はない。リヴェットなどのディテールが損なわれないところが最大の利点だ。
窓を抜いてしまってからでも目的の場所から曲げ始めることが可能である。そういう時はテープで仮留めしておいて位置をずらさぬようにすればよいだけのことである。
ゴムハンマ(Rubber Mallet)は新しいものを用意した方がよい。砂や鉄片などを噛んでいると傷が付く。近所のホームセンタで手に入るもので十分であるが、大きめのものがよい。