2007年06月11日
続 NCE

フル・ファンクションの良いところは初心者にも間違いがないところである。他社の製品では、一つのボタンをシフトボタンを押しながら操作して、いくつもの機能を持たせたものが多い。これはvisitor(そのレイアウトに初めて来訪した人)には運転が困難である。
NCEならボタンを見て、それを押せば問題ない。それとディスプレィが二段になっていて情報量が多いということがありがたい。暗いところでもバックライトがあって都合が良い。
いくつかのコマンドを出しても、それが完全に実行されるところがNCEの最大の特長ではないだろうか。コマンド(命令)は出しっ放しではない。それが実行されるまで命令を出し続ける。
これは無線の時には特に大切なことである。しかし、それがいやだと言う人も居る。コマンドを続けて出そうと思うと、多少の時間的遅れが生じ、腹が立つのだそうだ。これはそのシステムを良く理解すればそのような不満は無くなる。
友人のレイアウトで採用していた10 A出力の機械を買ったが、これはあまり賢い選択ではなかった。筆者のレイアウト上には、高効率の動力車とLED照明の車輌しかなく、いつも2 Aくらいまでしか消費しないからだ。しかも何かの事故で短絡すると9 Aほど流れてレイルが熱くなる。下手をすれば、デコーダもあっという間に燃えてしまうだろう。
その後、いくつかのセクションに分けて、電流を制限する装置をつけたので安心だ。