
Dick Breglerの送ってくれた写真である。Broadway Ltdの最後尾の、絞り加工をしたブラス板の曲がり具合が、よくお分かり戴けると思う。
Dickはこのようなときはブラスを使う。NYCの丸いエンドは、ただ曲げるだけなのでティンプレートを用いる。

横から見ると最後尾の造形が素晴らしい。絞り加減が実に良い味を出している。1台だけならなんとか作れるが、何台も同じように作れるのは、腕の違いである。丸い金床の上で絞り出している。

この写真はPomonaの競馬場の厩舎の隣にある大きなレイアウトを走っているものである。このパモウナの競馬場にはUPの9000がおいてある。ここまでBill Wolferと一緒に乗せてもらって来た事がある。レイアウトには埃が積もってたいへんな状態であった。レイルはスティール製で、湿気が少ないから錆びてはいないものの、火花を散らせて機関車が走った記憶がある。走行電流が大きいということは、いろんな点で不利であることを実感した。