2026年08月

2026年08月03日

続々 光硬化樹脂

Filled UV resin 樹脂注入後の様子はこんな状態である。隙間はほとんど埋まり、連結部の幌で完全に隠れることになる。残った隙間も、もう一度やれば完全に埋まるだろう。

 この部分は他の妻板とは全く形が異なるので、うっかりして少し切り込み過ぎたのだ。
 ほとんど形が整ったので再度の下塗り後、磨いて塗装する。

 この樹脂は固まった時、表面がわずかにべたつく。完全には反応しない部分があり、それが表面に浮き上がるようだ。シンナを綿棒などに沁み込ませて拭き取るとすっきりする。それによって固体になった部分が溶けたり凹んでしまうということはない

 固まったものはカリカリしていて、ヤスリ性が良い。また、母材の木材との接着性も極めて良い。これは3次元網目構造を持つので、経年変化も少ないはずだ。
  
 直射日光に当てると2分ほどで硬化完了であるが、手元にあったLEDの近UV光では10分以上掛かるようだ。強力な光源を用意せねば夜間の工作は難しい。100均ショップで300円程度でも売っているらしい。それはネイルアート用のものらしい。出力が足りるのだろうか。

【お知らせ】 事情により、3週間ほど休載します。


2026年08月01日

続 光硬化樹脂

 屋根は妻板に合わせて削るのだが、どういうわけか削り過ぎている。大きな隙間を埋めるにはちょっとしたテクニックがある。clingfilm を使うのだ。いわゆるサラン・ラップの類のフィルムだ。
 この言葉には思い出がある。イギリスに行った時、この言葉が出て来た。cling film と2語に分けていたが、全く意味が分からなかった。
 ”cling”という動詞は「しがみつく」という意味で、ラップが相手によくへばり付くことを表している。ここまでは分かるが意味がつかめなかった。
 これは学術論文などで商品名を出せない時に使う言葉であった。アメリカではあまり聞かない。あとで聞いたところアメリカでは clingfilm で、1語であった。しかし商品名のサラン・ラップしか使わないように思う。

covered with cling film さて、妻板にこのラップを押し付けてから屋根板を載せる。多少隙間があるから、そこにチューブから直接パテを押し込めば良い。



how to fill photo-curable resin 簡単に入るから、へらで撫でてさらに押し込み、日光を当てると固まる。ラップのフィルムは圧力で密着するから、屋根板の厚みの延長は限度まで進む。ちょうどフィルムの厚さ分の隙間以外が満たされるわけだ。
 
cured UV resin 開くとこうなっている。余分な部分はナイフで切り落とせばよい。簡単に外形が整うから、ヤスリで軽く修正して出来上がりだ。足らないところは別途へらで均して補い、再度組合わせて押し付ける。そうして光を当てれば良い。
 この方法は、「着脱せねばならない大きな部分」の隣に生じた隙間を埋める時に便利である。要するに組む相手を鋳型とするので、必ず合うものができる訳だ。便利な方法である。 

Recent Comments
Archives
categories