2017年02月03日
2017年02月03日
Lobaugh の台車
地下室の整理をしていると、昔買い貯めした様々な部品が出てくる。Lobaughの3軸台車がたくさん見つかった。当時はかなり高い買い物であった。
現在の水準では不満を感じるかもしれない。ロボゥの台車は重厚な砲金の砂鋳物で、現在の標準的細密度からはかなり遅れていると感じる人も居るだろうが、遠くから見た時の印象は素晴らしい。抜き勾配はやや大きいが、上の面は擦ってあるので変には感じない。
抜き勾配というのは、砂型鋳物を作る際、砂型から型を抜きやすくするために、断面が台形になっていることを言う。英語では draft angle という。要するに「引抜き角」だ。
もちろん上が広く、下が狭い。すなわち、台車の表面より、裏側の面積がずっと大きいというわけである。これは許せない。ヤスリで垂直になるよう落としてしまうのだが、大変な手間である。ベルトサンダを使うと数秒で完了だ。 特に上のエッジは大切だ。下は見えないこともあるから、ごく適当である。
この貨車に付けてあるLobaugh製のAllied Full Cushion台車を長年探していた。e-bayで数年前に見つけて購入したものだ。手に取った瞬間、やる気が失せるほどひどいものであった。抜き勾配を削って孔をあけ、糸鋸で三角を切り抜く。凄まじい手間を掛けて、ここまで来た。元の文鎮のような鈍さが消えて、遠目には十分フルクッション台車に見えるようになった。 ピヴォット軸受を構成しようと思ったが、テーパ穴を作る工具の切れ味が悪くあきらめた。テフロン・コーティングの樹脂製スリーブも入れてみたが、それほど感心しなかった。残るはボールベアリングである。
この貨車は台車を含めるとかなり重く、460 gほどある。軸重100 gを超えるとボールベアリングの効果が目に見えるようになる。 早速、座繰りドリルで孔を拡げ、装着した。
さて、この貨車はどこの鉄道の塗装をすれば良いであろうか。これがすぐわかった方は、かなりのアメリカ鉄道ファンである。昔、椙山満氏が、この貨車のことを話されたので、どうしても作りたかったのだ。
現在の水準では不満を感じるかもしれない。ロボゥの台車は重厚な砲金の砂鋳物で、現在の標準的細密度からはかなり遅れていると感じる人も居るだろうが、遠くから見た時の印象は素晴らしい。抜き勾配はやや大きいが、上の面は擦ってあるので変には感じない。
抜き勾配というのは、砂型鋳物を作る際、砂型から型を抜きやすくするために、断面が台形になっていることを言う。英語では draft angle という。要するに「引抜き角」だ。
もちろん上が広く、下が狭い。すなわち、台車の表面より、裏側の面積がずっと大きいというわけである。これは許せない。ヤスリで垂直になるよう落としてしまうのだが、大変な手間である。ベルトサンダを使うと数秒で完了だ。 特に上のエッジは大切だ。下は見えないこともあるから、ごく適当である。

この貨車は台車を含めるとかなり重く、460 gほどある。軸重100 gを超えるとボールベアリングの効果が目に見えるようになる。 早速、座繰りドリルで孔を拡げ、装着した。
さて、この貨車はどこの鉄道の塗装をすれば良いであろうか。これがすぐわかった方は、かなりのアメリカ鉄道ファンである。昔、椙山満氏が、この貨車のことを話されたので、どうしても作りたかったのだ。