2008年06月04日
2008年06月04日
ポイントを作る

以前、地下室のレイアウトを作るときには、コード125を用いた。ダブルスリップ、シングルスリップ、クロッシング、三枝ポイントを各1台、各種10番ポイントを24台、8番、6番ポイントを数台作った。レイルが細いと、トングレイル、ストックレイルが弱くなり、その補強が難しい。前回はスティール・レイルだったからよかったものの、ブラスでは細いレイルは難しい。
エンドレス、直線部分にはATLAS製のコード157を使用している。高さは同じだが、断面積はカツミ製の約半分ほどしかない。
レイルをバイスにくわえて、フライスで斜めにそぐ。8番ポイントのトングレイルの傾斜は1/35である。ここまで傾斜がゆるいと片面だけそぐと、先端が浮いた形になるから、頭を内側に曲げて中心部が出るようにする。
図はPaul Mallery氏の"Trackwork Handbook”より転載
削り終わったら、ベルトサンダで研いで、めっき屋に持って行く。めっき屋は、普通の人には縁遠い商売であるが、電話帳で調べて、訪ねて行くと簡単に引き受けてくれる。小さい工場で、「領収書なんか要らないから」と言えば安く引き受けてくれる。
ニッケルめっきにもいろいろあるが、硬質と言えばすぐ分かる。レイルに使うのだから厚く着けてくれと言えば、「あんたも物好きだね」と言いながらもそうしてくれる。
フログは振動を受けるので、銀ハンダを使う。普通のハンダより流れ難いが、接着力が優れる。これだけはガスバーナで加熱する。