カブース

2021年12月24日

続 MOW

MOW caboose このカブースは安達製作所製で、 US Hobbies に輸出されたものだ。資料が少ない時代だったので、窓配置が間違っていた。トイレ以外の窓を左右対称にしてしまったのだ。それでは非常に不自然な室内配置になるはずだが、検査に通ってしまったようだ。

 このジャンクを15年ほど前、安く手に入れた。事故車で、あちこち壊れて悲惨な状態であったが、捨て値であった。不要な窓を塞ぐのは非常に難しい。側板を直ちに捨てて、作り直すべきであった。

 窓枠を外して当て板を付け、そこにちょうど嵌まる板にリヴェットを打って、炭素棒で加熱して密着させた。コテでハンダを塗りつけた。曲がったヤスリでハンダを削り、あとは小さな板にサンドペーパを張ったもので削った。妙にリヴェットがはっきりしている辺りだ。
 何度も削ったり埋めたりしたが、完全には直らない。本物にもこの種の補修痕があるものも多いので、良しとした。この時代の製品は十分な厚みのブラス板でできていて、丈夫である。ハンダ付けも熟練した職人の手によるので、よく出来ている。後の韓国製は板が薄く、またエッチングした板を使っているので、へなへなである。バラすと歪んでしまい元に戻らない。

 ハシゴを曲げて付け、屋根上のラニングボードは、エッチングで透けたものにした。ここは目立つので、改造は必須である。
 アルミニウム・ペイントを塗り、完成である。この車輌には、珍しくACIラベルが貼ってある。これは1970年代に採用された、反射光に依る車輌認識装置である。海上コンテナにも貼られて、日本にもやってきたが、汚れに弱く、すぐに廃止になった。80年代には、すでに剥がし残しが存在するだけであった。これもその状態である。


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2021年09月25日

caboose を作る 7

DL&H caboose これはAmbroid の D&H デラウェア&ハドスン のカブースである。木造車は末期には様々な改造を受けていた。窓を塞いだり、増設したりしている。そればかりではない。この個体は、鋼板を使って補強している。ターンバックルを締める部分から、車体の端までを補強しているのだ。

 木造車だから、事故での衝撃には弱い。最大限の補強を施したのだろう。diagonal braceである。この種の帯をgirthと呼んだのを聞いたことがあるが、辞書を引いてもよくわからない。 
 床下のターンバックルは、このサイズだとクイーンポストは1本である。締め方でポストが傾くのではないかと思うが、全長が短いので、締める量は少なく、許される範囲かもしれない。あるいは、ロッド末端のナットを締めれば解決するだろう。

DL&H caboose roof これもキュポラの天井板はブラスに作り替えた。裏に薄鉄板を張り、磁石で留めている。Φ2.5の小さなネオジム磁石なのだが、1つで十分な力がある。屋根上には機関車との通信用の灯火がある。これはエポキシのイモ付けでは弱い。細い針金を貫通させてハンダ付けし、ソフトメタル鋳物にあけた穴に差し込んでエポキシ接着剤で留めた。そう簡単には取れないはずだ。

3 rollersround anvil 屋根板は3本ローラで曲げ、端の曲げられない部分は太い丸金床(Φ52)の上でゴムハンマで叩いて曲げた。




 しばらくは天気が良いので、塗装の季節である。全部で15輛塗る準備が整った。塗料を準備している。これはいわゆるカブース・レッドで塗る。

 これで、木製カブースの製作は終了したはずである。何かの間違いで未組みが発見されないことを祈りたい。この種のキットは、craftsman kit と呼ばれる。1960年代にはO, HOとも、かなりの数が発売されていた。今でも手に入るものもある。ご興味があれば、求められるとよい。下地処理に時間を掛け、エポキシ接着剤を用いれば素晴らしいものが出来る。その他の接着剤では壊れやすい。特に瞬間接着剤(ACC)で組むと、壊れやすく、壊れたときに修復が難しい。


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2021年09月23日

caboose を作る 6

PRR ND 8-wheel このカブースもAmbroid製品である。ペンシルヴェイニア鉄道(PRR)の4輪仕様または8輪仕様とあった。NDタイプと呼ばれた。就役当初は長いリーフ・スプリングの4輪であったが、後に一部は8輪に改装された。

 木造車であるので、キュポラにはブレイスが付けられている。これは屋根に固定して、キュポラは上に抜けるようにした。もちろん位置決めピンを入れてある。

 これを作り始めた40年前は、走行性能の劣る2軸車は避けたかったので、ボルスタを付けて貨車用台車を付けた。しかし、それは実物の形とは全く異なるのでやる気が失せた。しまい込んで35年目に3D print で正しい形の台車が手に入り、日の目を見た。
 
 今なら2軸で等角逆捻り機構をつけるが、むしろ、少し重くしてリーフスプリングを柔らかく作ると、素晴らしい走行性能を示すだろう。それはやってみたい。完成させてからでも、下廻りを取り替えるだけだから、難しくはない。軸箱等は用意できる。

 PRRのカブースは、デッキ部分にある種の共通性があり、それらしく見えるように作った。最近のエポキシ接着剤は扱いやすい。鋳物製の梯子のような直立する部品も、割合簡単に付けられる。端面に塗って部品を直立させ、テープなどで仮留めするとそのまま固まる。余分は、溶剤を付けた綿棒で拭き取れば良い。もちろん端面は平らに削って、接触面積を大きくすることが肝要である。接着剤の厚みを最小限にすることだ。点接触では、いくら接着剤がその周りにあっても、剥がれる。

 この色も茶色味を帯びた赤である。昔のディカールが所定の性能を保持しているかは、すでに怪しい。

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2021年09月21日

caboose を作る 5

Ambroid NP caboose これはNorthern Pacific 鉄道のカブースである。24 ft(7.3m)だから、かなり短い。内野日出男氏が、TMSに 4-8-4(Northern)を発表したときの背景にも写っている。これはQuality Craftではなく、その前身のAmbroidの製品である。木部の仕上がりがとても素晴らしい。
 内野氏はすぐ組み立てたが、筆者は部品を紛失して、それが見つかるまで10年以上頓挫していた。その後、部品が見つかってからも30年ほど進展しなかった。今回十数時間掛けて、生地完成まで持ち込んだ。調査して、キットの図面に描いてない部分も作った。

Ambroid cement Ambroid は、接着剤のブランドである。日本では、昔のセメダインCが近い。溶剤にニトロセルロースを溶かしたものだが、かなり可塑剤が入っているように思う。パリッとは剥がれにくいところが優秀である。金属もかなりよく付くが、キュポラの4隅が、今回珍しくも剥がれた。再度、エポキシ接着剤で付けたので、大丈夫だろう。

 ある人によると、接着剤の販売促進用にキットを売り出したと言うが、それはかなり信憑性のない話だと思う。それ以前にこの種の木製クラフツマン・キットはいくつかあり、それにはAmbroid Cementを使え、と書いてあった。おそらく、Ambroid の経営者の中に鉄道模型の趣味のある人が居た、というのが真相だろう。Ambroid とは、「琥珀のようなもの」という意味である。色はやや飴色で琥珀に似ている。固まったものも少し柔らかい。
 琥珀とは、古代の植物の樹液が埋もれて出来たものである。要するに松ヤニを長時間蒸し焼きにしたようなもので、宝石ではあるが有機物である。

 木製キットを組むにはエポキシ接着剤が良い。エポキシは混合直後はかなり粘度が低く、流れて沁み込みやすい。デッキの縦の針金を端梁に接着するときは、それを利用する。木材に孔をあけて針金で出来た手摺を差して、根本に少し接着剤を置く。2分経ってから見ると、孔に流れ込んで針金の周りには無くなっている。入らなかった残りは、綿棒に溶剤を付けて拭き取る。綿棒を一定方向に回転させるのがコツだ。そうしないと綿の繊維が抜けて残ってしまう。溶剤は、スプレイの液を用いれば良い。 

 この種のキットは、もう組める人が少なくなった。一時期は奪い合いになるほど売れたが、現在では e-bay などでよく見かける、しかし特定の機種は全く出てこない。HOもあるが、素材の粗さが相対的に2倍になるので、表面処理はなかなか大変であろう。もともとはOスケールから始まったので、自ずから限界はある。 


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2021年09月19日

caboose を作る 4

PRR N6A 気になっているカブースにPRR N6Aがある。これもQuality Craft の製品で、木部の寸法が正確である。すなわち車体はすぐに組めるが、そのまま放置されていた。その先は、相も変わらず難行苦行である。キュポラはソフトメタル製である。突き合わせ部を正確に45度に削り、隙間なく組めるかを確認する。輪ゴムで縛ってエポキシ接着剤で留めた。天井の梁を作り、ネオジム磁石を埋め込む。屋根板はブラスで作り、裏に薄鉄板を貼る。こうすれば密着し、隙間もなくなる。

 キュポラを支えるブレイスを取り付け、細かい手摺を付けていく、この作業が一番大変で、午後全部を費やすことになった。

 デッキの手摺は細いブラスの帯板に孔をあけ、リン青銅線を差し込んでハンダ付けする。細い帯板の中心に孔を開けるには、このOptical Center Punchが有効である。完全に真ん中にあくので気持ちがよい。もちろん細い穴をあけるには、この高速電気ドリルが必要だ。 

 組み終わると、苦労も忘れる。赤く塗ることにした。PRRは時期により、様々な塗りがある。赤かった時期も、その赤はいわゆるカブース・レッドではない。わずかに茶色味を帯びた赤である。

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2021年09月07日

caboose を作る 3

Nickel Plate Road このNickel Plate 鉄道のカブースは、長年探していたものだ。45年以上前から様々な媒体で写真を見たが、キットは全く見つからなかった。塗装が可愛らしいので、購入者がすぐ組んでしまうのだろう。
 人気があるので、後継のGroor Craftが再生産に踏み切ったのは30年ほど前だ。一瞬で完売した。これは友人に頼んで入手したものだ。

 作りは、Quality Craft(Weaver)の手法を踏襲しているが、多少寸法精度が良くない。特に厚みが怪しいから、よく考えて作らないといけない。何も難しいことはないが、図面だけからの情報では、満足の行く形にはなりにくい。要するに図面があまり良くないし、また板の厚さが正確とは言い難い。接着剤はエポキシを使うと、時間がかかるが、沁み込んで固まるので、丈夫なものができる。

 白い部分のディカールは、白帯全体を貼るようになっているが、成功の確率は小さい。文字部分だけを貼るつもりだ。

 この模型の下塗りはオイルステインである。アメリカで普通に売っている家具用オイルステインに漬けて、完全に沁み込ませ、それを乾燥硬化させた。中で固まっているので、上塗り塗料が沁み込まない。普通はラッカ・サーフェサを塗るが、それは表面だけに載っている。中まで硬いと、サンドペイパで削っても、具合が良いことが多い。またカビが生えなくなるというのも、利点である。
 オイルステインはアマニ油でできているので、樹脂化する。日本で市販されているのは樹脂分が少ないから、これと同じ結果は出ない。

 これで、塗装できるカブースは6輛となった。しかし未完成カブースは木製4輛、ブラス製6輛ほどある。先は長い。

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2021年09月05日

caboose を作る 2

SF caboose このカブースはSanta Fe の木造車である。30年ほど前、Quality Craft 社(現Weaver) のカブースのキットをかなりたくさん購入した。見つけ次第、全車種である。機関車を持っている鉄道のカブースは、すべて手に入れたことになる。社長のBob Weaver氏を訪ねて話を聞き、興味を持った事が大きい。1970年の発売時のキャッチフレーズは、
 You can say, "I built it."
であった。確かにまともに作ると最短で4日ほど掛かるが、当時の他のキットと比べると格段に素晴らしかった。
 キュポラ部分はソフトメタルの鋳造品であるから、重心が高くなる。床に錘を貼って重心を下げた。

SF cabooses Santa Feは、木造も鋼製も同じ形をしている。3輛ある。 左から順に木製、US Hobbies(安達製作所製)、Lobaughである。色も同じでTuscan Redトスカーナ地方の屋根の色)になる。大抵の場合、屋根まで同じ色だ。

Lobaugh SF caboose 次は、Lobaughのを完成させねばならない。オリジナルのブラスの屋根を切り抜き、キュポラを脱着出来るようにした。こうしておかないと窓ガラスが貼れない。切り抜かれた屋根板は、孔の廻りが細くなって折れてしまうので、補強材を入れた。このキットは快削のブラス製であって、かなり硬い材料である。糸鋸でサクサクと切れて気持ちが良い。現物が走っていた時代に作られたものだから、寸法は正しいはずだ。 しかもLobaughはサンフランシスコの会社だから、現物を毎日見られた。

 Santa Feは、Wigwag という手旗信号のようなものをキュポラに付けていた時期がある。丸い板2枚を上げ下げして、機関車との交信をした。どのような交信内容だったのかは、調査中である。機関車側からは汽笛で返答だろうか。

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2021年09月03日

caboose を作る 1

 組み掛けたまま20年以上放置されている貨車群を、毎日少しづつ手を加えて完成させている。目立つ所にたくさん置いてあるカブース群を、なんとかしたい。しばらく前に数輛完成させたが、まだまだ沢山ある。その中でもこのN&Wの木製カブースは手が掛かるので、敬遠されていた。着手してから、かれこれ30年は経っている。

 なぜ敬遠されたのかは、話すと長い。もともとは日本製のブラス製品を探していたが、手に入らず、たまたま見つけたこのQualty Craft (現Weaver) の木製キットを組み始めた。図面には何も描いてないが、このカブースの屋根は尋常ではない。多雨地域の鉄道であり、キュポラの屋根の僅かな庇(ひさし)にも、樋が付いている。その先は縦樋になり、車体全体の樋に落ちる。更にその先は、デッキの角の丸柱の中の空間を利用して、ステップ脇を通り、下に捨てるようになっている。

N&W wood caboose もっと思い切った構造にすればよいのに、手間を掛けた樋で、それを作るのは面倒であった。全体がブラス製なら、樋をハンダ付けしてしまえるので簡単である。木製のボディに、ハンダ付けして作った細い樋をどうやって取り付けるか、頭を悩ました。これで25年ほど遅れたような気がする。
 目立たないところに孔をあけ、金属樋から生やしたピンを挿し込んでエポキシ接着剤で固定した。なんと面倒な製作法であろうか。やっている自分が呆れるほどの手間を掛け、ようやく生地完成である。木部を捨てて、ブラスで作ればよかったのだ。

 やはりブラス製が簡単である。ハンダ付けなら一瞬で終わる。固定ジグを作り、テープで仮留めして1時間待ち、その部品同士をハンダで結合するといううんざりする方法で作った。フラックスは最小限にし、保護シートを置いてハンダ付けする。接合したらすぐに水洗する。下塗りがしてあるので、水は表面だけに付くが、沁み込むとまずいのですぐに払い、風を当てて乾燥する。

 キュポラの脇の4本のナット締めが興味深い。これは、キュポラからの監視要員が足を出して座る座席を固定するものである。

 色は赤いのだが、それをどこまで塗るか決めねばならない。屋根まで赤い時期があったのだ。屋根は当然褪色し、埃が積もって赤みは薄くなっている。黒っぽくすると楽だが、どうするかまだ決めていない。


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2018年11月09日

red cabooses

 ”Red Caboose” と書くと、どこかの模型屋の商号である。あるいはカブースを改造してホテルにしているところもある。

 これらはQuality Craftのキットから組んだものである。何とも言えない雰囲気があり、筆者の好きな車輛群だ。カブースは木製のものが良い。スティール製は味気ない。問題は台車である。ぴったりのものが見つからない。既存のコイルバネのものでごまかしているが、いずれ取り替えたい。

Erie Railroad caboose Erieのカブースは筆者の最初の作品である。多分1977年製だろう。ちょうど事故車のErie の Heavy Pacific K5aを手に入れた直後だ。機関車は、徹底的に作り替えてよく走るようにしたが、まだその時は客車がなかった。仕方がないので短い貨物列車を牽かせて遊んだが、カブースを必要とした。このキットが入手できた時は嬉しかった。Ambroid Cementで組み立ててある。塗装はフロクイルだ。

B&O caboose B&O I-5タイプは、その10年後くらいにEM-1を入手した時に作った。台車には困った。合うものがないのだ。ごく適当にAndrewsを付けているが、誰からも指摘を受けていない。
 写真を見て手摺に白を入れた。黄色のものが多い。 ウェザリングしていないので、赤が鮮やかだ。


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2018年09月18日

leaf spring

leaf spring この写真はUPのカブースの台車を取り替えたものである。このタイプの台車があったかどうかは別として、少々工夫したものである。間違って多過ぎる窓は、塞いで埋めた。リヴェットを打った板を貼って丁寧に削り、段差を無くした。

 貨車の台車はコイル・スプリングで懸架されている場合が多い。コイル・スプリングは 摩擦損失が殆どないので、振動が減衰しにくい。普通の貨車はともかく、カブースは、それでは具合が悪い。乗員が振動(共振振動数の問題が大きい)でどうかなってしまう。客車のような減衰力のあるバネで懸架されるべきだ。
 模型の台車のうち、リーフ・スプリング(重ね板バネ)を付けているものは少ない。仕方がないから作る。バネの形をした鋳物を半分に切り、台車のコイルバネの部分を削って、嵌め込む。ハンダ付けかエポキシ樹脂で接着する。

 たまたまリン青銅板でできたバネを見つけた。KTM製のローラ・ベアリング台車のコイルバネを外して嵌めると良さそうだということに気が付いた。後述するが、かなりの手間を掛けて嵌め替えに成功した。同時に、ボールベアリングを仕込んだ。もう一回やれと言われても、やりたくない面倒な工事であったが、取付けに成功した。

 この台車はKTMの製品中、断トツによく出来ている。アイデアはケマルヤン氏で、設計は酒井喜房氏である。軸の摩擦が少なく、長持ちする。この車輪の形状が不思議なのである。


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2013年08月22日

続々々々々 Heber Creeper

Heber Creepers Caboose (0)Heber Creepers Caboose (2)Heber Creepers Caboose (7)Heber Creepers Caboose (8)




 UPの木造カブースがあった。かなり古いが、よく補修してある。戦前の色である。キュポラを支えるストラップはこんな形である。ロッドタイプもある。煙突の支えの形が面白い。
 デッキのステップの奥行きが意外と浅い。足を滑らせて落ちそうである。
 台車は多少乗り心地の良い板バネ仕様である。ダンピングが効く。コイルバネでは飛び跳ねるであろう。

Heber Creepers Caboose (6)Heber Creepers Caboose (5)Heber Creepers Caboose (1) デッキの板は痩せてすのこ状になっている。元々隙間があったのだが、それが広くなって居る。ルーフ・ウォークの端はこのようになっている。特に末端を留めているものは無い。
 

Heber Creepers Caboose (9) 室内は美しい。当時のままである。 ストーブの周りは木材が燃えないように鉄板で囲ってある。キュポラ部分はこの位置からは見えにくい。
 この写真の左上に斜めに走っている明るい部分はガラスの反射である。反射光が入らないよう、手で覆っていたのだが、指の隙間から入ってしまった。
 

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2012年12月10日

続々 Spokane County Fair & Expo Center

812_6387-2812_6433-2 カブースは2輌あった。このGreat Northernの木造車は興味深い。キュポラ部分の側面が車体の側面と面一(ツライチ)になっている。この形は模型化しやすい。キットとして発売されているはずだ。
 Western Pacificのカブースは標準型の窓を一部塞いでいる。SPのカブースと違ってBay Window(せり出した窓)の天井が単純な形をしている。SPのは壁面を少し高くして隠し樋にしてあったが、これのせり出した部分の斜面はつるりとしている。

812_6378-2 これはUPの食堂車である。丸屋根の好ましいスタイルをしている。筆者の好みであって、キットから製作中である。写真が撮れたのは運が良かった。


812_6440-2812_6441-2812_6442-2 UPの寝台車である。二段ベッドの部分は上の長円形窓から外を覗く。元は4-4-2というタイプの様であったような気がする。その後改造を受けて原型が分かりにくくなっている。左の写真の床下の銀色の斜めになった蓋が付いている部分は、燃料のプロパンボンベの収納場所である。蓋を開けて容易に差し替えられるようになっている。塗り分けはでたらめで、妻面も黄色になっている。本来は妻は灰色である。HO以下の模型では、このように妻も黄色のものが多いのは残念だ。

812_6447-2812_6449-2 これはコーチ(座席車)であろう。内部は外されて、催しのある日には子供たちの遊び場となるべく用意されているのだろう。車内には架線付きのライオネル・レイアウトがあった。架線はこの地域では不可欠のものなのだろう。

 812_6457-2 これはGreat Northernのコーチの様である。GNのモニタ・ルーフ(いわゆるダブル・ルーフ)は他社のものより深いように感じるが、気のせいだろうか。手前は子供たち相手の運転用の2-ft ナローゲージである。

2012年09月15日

続 小さな鉄道博物館

712_5369-2 蒸気機関車は美しく塗装されている。この機関車は80年代には走行可能であった。現在でもラッギングなしで走ることが出来そうである。



712_5388-2712_5381-2712_5379-2 カブースは各種ある。塗装スキームはオリジナルだが、レタリングをかなり変えて、この小鉄道の名前を付けているものもある。

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 客車は美しい。これらは休日には営業車となるからである。タイミングが合えば内部を見たかった。13ドルほど払えば隣の駅までの往復に乗れるのである。
 たいした時間ではないが、実際に内部を見ると発見もあるであろう。 

712_5371-2 この博物館はコンヴェンションが開かれるホテルからほんの4kmなので、筆者が見ている間に2組の参加会員が名札を付けて現れた。囲いがあるわけでもなく誰でも自由に見て歩けるのはありがたい。
 45mmゲージの線路も敷いてあって、その運転もするようだ。

2012年09月13日

小さな鉄道博物館

712_5370-2 ホテルに帰ってからまだ明るかったので、車で外に出た。食料品を買いに行こうとスーパーマーケットを探しているうちに、偶然この小さな博物館の前を通りかかった。


712_5387-2712_5377-2712_5375-2 Uターンして前に車を停め、中に入った。東部の鉄道について、筆者はあまり詳しくない。分かるのはペンシルヴェイニア鉄道くらいだ。有名なカブースがあって驚いた。キューポラが黄色に塗られている。夏の日照りを反射するのだとか、目立ちやすくするためだとか色々な説があるが、筆者には良く分からない。さぞかしよく汚れたことだろう。
まだ、蒸気機関車がたくさん居た時代だ。

712_5367-2712_5391-2 ステンレスのオブザヴェイションは美しい。まだ内部はきれいで、これでイクスカージョン・ツア(希望者を乗せて近郊まで走る遠足みたいなもの)をしているようだ。

712_5372-2 蒸気機関車は小型のコンソリデイション2-8-0があった。例によってラギングを外して石綿を捨ててある。無様である。ハンドレイル・スタンションが根元で細くなっているのが分かる。太いと熱損失が大きくなるからだ。

712_5374 無火式機関車がいた。比較的小型のBタンクである。石油精製工場などで使用されたものだ。この種の機関車はあちこちに保存されているが、これはかなり保存状態が良い方である。しかし、ラギングが外してある。

2012年06月04日

続々々々 Illinois 鉄道博物館 再訪 

COM_4285-2 この8000ガロンのタンク車は、まさに同じ型の模型を持っている。昔の製品を今様に造り替えたものだ。ディカールの色が全く同じで驚いた。写真の数字は80000になっているがこれは80000lb (約40トン)である。
 この時期のタンク車は最近はきわめて少なくなった。

COM_4286-2COM_4287-2COM_4290-2COM_4288-2COM_4289-2COM_4284-2




 このカブースも全く同じタイプのものを数台持っている。MGやUSHの時代には与えられた情報が少なく、安達製作所は苦労して作っていた。しかし間違いが多い。便所の窓が左右にあったり、デッキの梯子の形が全く違っていたりする。
 窓は塞げばよく、梯子は作り直せばよい。しかし図面だけでは分からないところがあるので、写真を撮ることは大切なことである。
 たまたま見つけたので、室内を含めたくさんの写真を撮った。

 この台車はOゲージでは模型化されていない。いずれきちんとしたものを作って、製品化しようと思っている。欲しいという人はかなり居るからだ。



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2011年02月24日

続々々々々 LA Live Steamers

Live Steam Work ShopVertical BoilerFlat Compound Steam EngineSome Steam Engines 





 この用地の中央に蒸気機関で動く各種の工作機械、ポンプ、コンプレッサなどが集められた小屋がある。
 ひと月に一回公開運転が行われるようだ。ボイラは縦型で、各種の蒸気機関がある。最も大きかったのは3枚目の写真で、水平対向型(とは言わないらしい)の複式機関である。動くところが見たかった。どんな排気音がしたのだろう。

Walt Disney's Barn これは珍しい建物である。ウォルト・ディズニィの汽車が入れられていた小屋である。彼は著名な機関車愛好家である。彼の自宅には大きなレイアウトがあり、ライヴ・スティームの4-4-0が走っていた。それだけを紹介した本もある。書庫にあるはずなので探しておこう。


SP CabooseUP Caboose 実物の車輌のコレクションも素晴らしい。他にUPの寝台車もあるが、内部を外して事務所に使っていた。



LA Live Steamers Train お客さんはどんどんやってきて盛況であったが、このあたりで切り上げるとしよう。

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