ディカール

2009年01月15日

続 Painted and Lettered

 "Ready to Run", "Painted and Lettered" は椙山氏のレイアウトの標語であった。 
 椙山氏は、よくこうおっしゃった。
 「10台のブラスロコより、1台の塗装済みロコ。」
 「細かい部品をつけるより、塗装すべきだ。」
 「文字の入ってない車輌は、実感を損ねる。」
 「窓ガラスのない車輌は戦災にあったよう。」
 
 それを耳にタコが出来るほど聞かされているので、ブラス地肌の車輌は線路に載せたくない。

 確かに、正しく塗ってあり、文字が貼られた車輌は見栄えがする。塗る前とあとでは比べると価値が10倍違うような気がする。
 ディーテイルに凝って時間を掛けても、塗ってみると、さほど努力の跡が見えない。大きな部品がまっすぐ付いて、車体の高さが正しければ非常に立派な車輌に見える。

 人間の目はまっすぐか否かをよく見分けるが、細かい造作は目に入らぬように出来ている。

 筆者の工作はこのような方針である。したがって、あまり細かいことにこだわる方には物足りないようだ。

 次回からはブラスの貨車群の素性について触れたい。

2009年01月11日

Decal を貼る

BECCO Hydrogen PeroxideTank Car 大方の予想通り、これは10000gallon のケミカルタンク車である。Max Grayの時代のもので、型番は#305である。
 製造は安達製作所である。これは内野氏のお宅に遊びに行った時に、貰ってきたものである。「K模型店の倉庫に転がっていたのを貰ってきた」のを、「はいよ、お土産!」と戴いた物であった。あちこち壊れていて、修理した。ついでにドームを旋盤で挽いて新製した。

 この型番の貨車はたくさん所有している。どれも有名な化学会社の塗色にした。DowとかMonsanto, Penn Salt などがある。左のリンク集の一番上の動画をご覧戴けば、その様子がお分かり戴けるであろう。

BECCO Tank Car Deck Beccoは、バッファロ・エレクトロ・ケミカル・カンパニィの頭文字を並べたもので、高濃度過酸化水素を作るノウハウを持っていた。バッファロの町はナイアガラ瀑布に近く、いわゆる滝線都市で、水力電気が安価なところである。アルミ製錬をはじめとして電解工業が盛んである。
 タンクの上部にあるドームの形が普通とは違っていて、大きな安全弁が付いている。高濃度の過酸化水素は大変危険な物質であり、まかり間違えば大爆発を起こす。タンクの内部はグラス・ライニングが施されているはずだ。もっと高濃度のものを運ぶときは、純アルミニウム・タンクを用いる。
 
Becco Tank Car by Champion Decal Beccoのタンク車には興味があり、70年代初頭に東部に行ったときたまたま古い車輌を見かけた。いつかは作ろうと思い、ディカルだけは買っておいた。価格を見ると$1.45とあるから、75年あたりに買ったのだろうか。
 このころのChamp Decalは現在と比べるとやや膜が厚い。丈夫だから貼りやすいが、膜の腰が強くて凹凸になじみにくい。ディカルを浸す水は40℃くらいにすると、少しは軟らかくなる。
ディカルをなじませるSoftenerはどこのでもよい。あまり多いと失敗する。ディカル膜の水を切って、貼る面に1,2滴置いたソフナの上に着地させる。

dda40x at 01:11コメント(4) この記事をクリップ!
Recent Comments
Archives
「最新トラックバック」は提供を終了しました。
Categories
  • ライブドアブログ