液体変速機

2007年08月20日

続々 「ディーゼル」誌について

Kraus-Maffei  Hydraulic Diesel Engine そのころSouthern Pacific鉄道はKraus−Maffei製の液体式4000馬力機関車を、15両増備輸入している。1次試作車での不都合を克服しての、二次製造ロットである。

 この液体式ディーゼル機関車には、ダイナミック・ブレーキが付いている。電気式でなければダイナミック・ブレーキはありえないと考える御仁もあるが、この図面上でも明らかである。昨日のDE50にも付いていたはずである。

このダイナミック・ブレーキはVoith社製である。フォイト社は流体力学応用のタービン、羽根車などのメーカとして現在も盛業である。




Hydro-Brake SPの機関士だったSteffes氏の書いた本にも出てくる。ただし、オイルの温度上昇が激しく、効きが悪かったとある。多分そういう点を含めての改良型であったろうと思う。Steffes氏はオイル・クーラの増設を求めていた。ヨーロッパでは、いかに長大な勾配と言えどもその長さは知れている。SP路線での試用は、多くの教訓を残したに違いない。

 Steffes氏の本では、突然指名されてその機関車に乗り込んだら、本社の技師が乗っていて「手を触れるな。」と怒鳴られた話がある。「勝手にしやがれ!」と知らん顔をしていたら、助けを求めてきた、という結末だ。とても面白い本なので、ぜひ御一読をお勧めする。



Erecting Card 組立図を見ると、推進軸は台車の上まで行き、さらにもう一つの推進軸で伝達されている。しかも運転室の下を推進軸がくぐっている所が面白い。1960年代前半に、リヴァロッシでHO模型が発売されていた。アメリカ型ではあるがドイツ製の、興味深い形をしていた。

Recent Comments
Archives
Recent TrackBacks
Categories
  • ライブドアブログ