2024年03月24日

push-to-roll drive for steam engines

 来訪者に機関車のメカニズムを見せたのち、駆動装置本体を手渡して、車軸を廻してもらう。駆動軸が高速回転するが、あまりの滑らかさに愕然とする。全く抵抗を感じないのだそうだ。
 これほど軽く廻るなら、テンダに付けて巨大なフライホィールを廻すのも問題がないことに気が付く。

 HOの機関車の見本も1輌置いてある。短い線路だが、機関車を押すと発電してヘッドライトが点く。これは優れたディスプレイである。いかに高効率か、がよく分かるからだ。
 これを見ると誰しも欲しがる。貫名氏が在庫を持っているはずだと言うと、すぐに注文すると言う。
 このギヤを採用すれば、今までの駆動装置はいったい何なのかということになるだろう。その魔力にはまってしまった人は何人もいる。

 高効率ギヤを採用した人が運転会に持って行くと、注目を浴びるそうだ。欲しがる人は多いが、動輪を抜いて元に戻さねばならないと知ると尻込みしてしまう人が多いという。
 90度ジグを作るのは難しいことではないし、それを作れば他の人の機関車の改造を引受けてアルバイトもできるはずだ。

 以前も書いたが、この国の模型界で一番不足しているのが、この種の仕事を引き受けるカスタムビルダの存在である。だれでもができるわけはないので、できる人が適価で引き受ければ良いのだ。その種の特技を持つ人は少なくない。小遣いを稼ぎながら、模型界の進歩に貢献できる楽しい仕事のはずだ。

 今月からとれいん誌に貫名氏がHOの高効率ギヤに関する連載を始めた。 

コメント一覧

1. Posted by 一式陸攻   2024年03月24日 17:55
我が国のモデラーの様々の投稿をみていると信じられないほど緻密な見た目の工作はできるのに動輪の位相合わせはできないと言う人の多さに驚きます。
やってみるとわかりますが器具を揃えれば見た目のの工作よりはるかに簡単なものです。
思えば我が国は見た目のロストワックスのパーツはそれこそ1000を超えるほどあるわけですが、ギアとギアボックスは一部の総合メーカーから古いものがわずかに分売されているのみでした。
アメリカを見てみるとNWSLというメーカーが複数種類のギアとギアボックスのセット、プーラー、位相合わせ治具とギアを交換するのに必要な一通りのものが揃っているのが印象的でした。
2. Posted by dda40x   2024年03月25日 21:24
全くその通りで、コンテスト入賞作がポイントを渡れないという話をよく聞きます。「モータが付いて車輪が回転するソリッドモデル」という当てこすりともとれる話があちこちから聞こえてきます。
 レイアウトの無い国の悲しい実態です。勾配のあるレイアウトがあちこちにあれば、こんなことにはならなかったはずです。動力改装をしても、牽かれるものを改善しなければなりません。

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