2022年08月31日

model railroading

 今回のコンテストの意味について友人と話した。彼が、
「model railroadingのはずなんだけどね。見ていると、車輌とかレイアウトだけなんだよね。足らないと思わないか?」と言う。
 彼はアメリカ生活が長い。模型の楽しみ方をよく知っている。車輌工作だけしかしない人を模型人とは言わない人である。
「この言葉は、オペレイションもメンテナンスもあるよと言っているんだ。動きそうもないものを選んでいるのは、まずいんじゃないかな。」

 TMSの表紙にはHobby of Model Railroadingと英訳がつけてある。この語は正しい。しかしながら、中身は少々この訳語からは乖離していると感じている。

 彼が所属していたクラブでは、オペレイションにかなりのウェイトを掛けていたそうだ。筆者の友人のレイアウトでも、オペレイションの面白さを強調している。
 オペレイションにはいくつかの意味があるが、わかりやすいのは列車の組み替えである。この貨車をある駅で落として、そこにある貨車を拾って来なければならない。
 また、勾配線があると機関車を足さないと登れない。用が済んだ補機は回送して待機させるなど、本物の鉄道で行われていることを、楽しむのである。

 筆者の博物館の場合は、解結作業は少ないが、坂を登るのはなかなか大変である。動画では楽に上っているように見える(with ease などと格好をつけているが、限界である)が、あの機関車の粘着力でなければ登れない。しかも時々スリップしている。当初の案では補機の待機場所も用意していた。

 勾配はできる限り正確に作り、剛性のある構造にして、均一な負荷を作り出せるようにしてある。この種の情報は、今までのどの記事を読んでも得られなかった。


コメント一覧

1. Posted by model railroader   2022年08月31日 09:30
この頃のTMS誌を見ていると、既成の線路をただ敷きまわして組み立てられていて、情景の細密化が目立つように感じる。オペレーションやメンテナンスに関する詳細内容の表記も無く、単なるレイアウト紹介のように感じます。
この博物館レイアウトは情景部分の構成は少ないが、車両走行を安定化させる為に、レイアウト基盤の構造をはじめ実物に近い緩和曲線線路を敷き、出来るだけ長い正確な勾配を製作していますね。走行車両側にも注意を向けて既存の市販製品類を使用せず駆動装置や車輪の踏面形状にもこだわり、確実に牽引走行させている所がすごいです。今回のコンテストはいろいろなジャンルを受け付けるという鳴り物入りで始まりましたが、毎年行われている、いつもレイアウトコンペの様な単なるレイアウト紹介で終わった様ですね。
審査員の能力にも疑問符が付きます。
2. Posted by sktrokaru   2022年08月31日 16:58
実物のシミュレーションとして、シャンティング・パズル的なものを楽しむ話をほとんど聞かないのも寂しいですね。
ケーディーカプラーのシャンク切り飛ばしもよく見るし、Nゲージなど解放ピンが無いアーノルトカプラーが装着されている既製品が多くなってきています。
連結解放にはあまり縁のない、列車単位のオペレーション以外は、実物ファンにも馴染みが無くなって来ているせいかもと思います。
3. Posted by F   2022年08月31日 19:13
模型鉄道に ”ing” が付く事で 走らせて作業する(遊ぶ) 要素が加わるのですね。
4. Posted by 化石人   2022年09月01日 18:12
「この言葉は、オペレイションもメンテナンスもあるよと言っているんだ。動きそうもないものを選んでいるのは、まずいんじゃないかな。」に同意です。
TMSでは、掲載された模型がどのように走るのか、レイアウトでの実際の走行状況とその対応・改良など本当の意味の続編が掲載されていないようで、一度写真が掲載されたら、皆さん店仕舞い?みたいに感じます。
奇麗な写真を撮りたい人(撮り鉄出身者)は、走らせないので、十分満足なのでしょうね。好みは人それぞれですから構わないのですが・・・
走る模型を楽しみたい人は、走りの改善法や走らせて傷んだ箇所の修繕・補修部品供給に関する情報を求めているんですけど、TMSに限らず最近の模型誌で見ることは少ないようです。

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