2022年06月20日

8軸ディーゼル電気機関車を作る

 このブログを始めた頃は、ブログ全体を表題の記事で埋め尽くす予定であった。ところが他にやることが増え過ぎて、チャンスが巡って来なかった。
 最近、自宅地下室の整理を始めたので、次から次へといろいろなものが発見される。本人は何の部品か、よくわかっているが、他の人は単なるゴミだと思って捨ててしまう可能性が高い。そういうものは、ある程度の道筋を付けておくべきだと考えた。

soldering DDA40X スクラッチから作っているものは、部品をきちんと付け始めた。ロストワックスの部品は1 mm厚のボディに全面的に密着させてハンダ付けするのだ。
 ボディの表面の薄い酸化皮膜を取り、ロストワックス鋳物の裏をよくヤスって平面性を確保する。中央の一点を押さえて完全に密着することを確認する。塩化亜鉛飽和溶液を塗って、例の押さえジグで押し付ける。

 細いガスバーナで鋳物を加熱し、スズ63%のハンダ粒を融かす。一瞬で流れて沁み込む。ガスの火を離せば瞬時に固まる。本当は酸素アセチレン炎を使いたい。炎がとても小さいからだ。ブタンでは炎が大きく、他のものを融かしそうになるから注意が必要だ。加熱の必要のない部分は断熱を施す必要がある。

 63%のハンダは50%のハンダに計算量のスズを足したもので、ダンボールの溝に流し込んで作った。

 63%のハンダを使ったことがない人は、流れて沁み込む様子を見ると、きっと興奮するだろう。一瞬でハンダ付けが終了する。しかも全面ハンダ付けである。板を貼り合わせるときも、気持ちが良い。もちろん、タガネで傷を付けておくことを忘れないようにする。

コメント一覧

1. Posted by なるほどです   2022年06月20日 11:42
相手が大きくて重いので、多量の熱を与えて局所的にハンダの融ける温度にしているのですね。火を引けば、瞬時に熱が逃げて固まるというわけですね。さすがです。
2. Posted by ハンダ男   2022年06月21日 16:19
いつも楽しくブログを拝見しております。
長い間、趣味や仕事でハンダ付けをしていました。入手した電車のハンダ付けが中途半端で、追加ハンダ付けを大量に行う事になりました。ハンダゴテを不良個所に当てても、なかなかハンダが溶けない。余分なハンダを吸収しようとするが、思うような作業が出来ない。ある方に話をした所、70%ハンダを提供してくれたので、使ってみた。簡単にハンダが流れ、ほとんど余分なハンダが溜まらないから、作業後キサゲ作業をほとんど行わないで済んだ。大幅に作業時間が短縮できた。またフラックスは、以前の貴ブログ記事の通り、飽和溶液に切り替えたところ、調子が良い。押え治具を製作しています。
今回の記事は、まさに自分の事の様で、驚いております。
3. Posted by dda40x   2022年06月22日 08:52
 この方法は相手の板が厚い時にしか使えませんが、確実です。今回の車体はすべて 1 mm(厳密には40ミルですから1.02 mm)の板で作られています。熱が逃げる速さ以上の加熱ができれば183 ℃以上になります。その瞬間にハンダは完全な液体になりますから、塩化亜鉛の働きで金属面が出ている隙間を満たします。
 入ったのを確認して火を遠ざければすぐに固まります。非常に強い接合ができます。殆どのハンダ付けのミスは、この固まる間の保持が不完全であることから起こります。動くと、こしあん状のハンダに割れが生じます。スズ63%のハンダにはこしあん状の状態がないので、完全なハンダ付けが自然に出来ます。
 食わず嫌いの人が多いようですが、一度使ってみるとその差に驚くはずです。

 70%というのはあまり聞かない数字ですね。
4. Posted by RT   2022年06月22日 09:54
この方法はコテで付けるには大き過ぎるものを付ける方法ですね。
HO以下の場合は部品に比べてコテの体積は十分あり、板も薄いので、コテを押し付ければ、その周りが十分に熱くなりますから、ガスバーナーを使う人は少ないと思います。

ここでdda40x様がおっしゃりたいのは、63%ハンダの効用ですね。瞬時に完全な液状になって沁み込ませることができるというのは、張り合わせには最高の性質です。もっとも、HO以下では強度ということは、あまり考えなくても壊れはしないので、気にする人は少ないと思います。
よくハンダの廻った模型は持ったときに安心感があります。dda40xさんの模型はガッチリしていますね。どのパーツを持って全体がぶら下げても安心、というのはすごいと思います。

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