2022年04月11日
よく走る模型
しばらく前、この記事を発表した。賛同してくださる方は非常に多いが、そうでもない方が居ることが判った。要するに、TMSの最近の方針に対する批判が許せないらしい。TMSの方針に賛同している方のようだ。
どうやらその方の頭の中では、細密化⇦⇨走行性能向上という一次元の尺度があるようだ。よく走る模型は細密でないと思っているだろう。残念ながらそれは間違いである。細密化と走行性能は異なる次元なのだ。
2輌の同型機関車があり、片方は超細密で、他方がそうでないとする。大抵の人は細密な出来の機関車を見て、すごいと思う。これはよくある。
次にまた別の2輌の同型機があり、その外観が同程度であるとする。片方が滑らかに走り、他方がガラガラと音を立てて走る。なおかつ、つんのめる。当然前者が良いと思う人がほとんどだろう。よく走る模型が良いということには反論が難しい。どなたもそれに向かって努力することを、無駄だとは言い難いはずだ。
よく走る車輌には価値がある。
最近仙台発の記事には、走りの改善についての情報が多い。素晴らしいことである。
どうやらその方の頭の中では、細密化⇦⇨走行性能向上という一次元の尺度があるようだ。よく走る模型は細密でないと思っているだろう。残念ながらそれは間違いである。細密化と走行性能は異なる次元なのだ。
2輌の同型機関車があり、片方は超細密で、他方がそうでないとする。大抵の人は細密な出来の機関車を見て、すごいと思う。これはよくある。
次にまた別の2輌の同型機があり、その外観が同程度であるとする。片方が滑らかに走り、他方がガラガラと音を立てて走る。なおかつ、つんのめる。当然前者が良いと思う人がほとんどだろう。よく走る模型が良いということには反論が難しい。どなたもそれに向かって努力することを、無駄だとは言い難いはずだ。
よく走る車輌には価値がある。
最近仙台発の記事には、走りの改善についての情報が多い。素晴らしいことである。
コメント一覧
1. Posted by 読者 2022年04月11日 17:34
この話、よくわかりました。異なる次元・・・要するに次元が直交しているわけですね。関係のない概念を無理やりくっつけて考えている人が居るということです。
そりゃよく走る機関車が欲しいですよ。それで細かく正確にできていればもっと嬉しいですけどね。
そりゃよく走る機関車が欲しいですよ。それで細かく正確にできていればもっと嬉しいですけどね。
2. Posted by Tavata 2022年04月12日 13:11
精密化と走行性能は次元が違うものの、相互に拘束条件がある関数ですね。上回りの精密化はいくら進めても走行性能には影響しませんが、下回りの精密化は走行のための規格や物理条件との折り合いが重要になります。さらに、走行のために強度も考えなければなりません。
また、「鉄道模型」の定義も定かではありません。鉄道動態模型という名前ではないので、艦船模型(ラジコン・フルハル・ウォーターラインなど様々を含む)と同じように考えるとディスプレイモデルが字義上は区分できません。電池式の玩具と区別するためにレール集電に限定するとライブスチームが外れますし、最近は電池+ラジコンの鉄道模型も出てきました。
慣習的になりますが、ある規格に則って走行できる鉄道車両及びその周辺インフラの模型という程度でしょうか?
また、「鉄道模型」の定義も定かではありません。鉄道動態模型という名前ではないので、艦船模型(ラジコン・フルハル・ウォーターラインなど様々を含む)と同じように考えるとディスプレイモデルが字義上は区分できません。電池式の玩具と区別するためにレール集電に限定するとライブスチームが外れますし、最近は電池+ラジコンの鉄道模型も出てきました。
慣習的になりますが、ある規格に則って走行できる鉄道車両及びその周辺インフラの模型という程度でしょうか?
3. Posted by yoda11 2022年04月12日 19:47
良く走る模型が良い模型と思います。どんなに細部に凝ってモデルを作っても、また走らせて壊れたらそれは作ってないのと同じです。走行重視でどこまで細部を省略するかが満足の妥協・一致点でしょう。