2022年02月28日

ウクライナ

 50年ほど昔、ウクライナ人の友人が居た。亜麻色の髪の毛をした人たちだ。そこのおじいさんはロシア革命の後にアメリカに逃げて来たそうだ。お宅に招かれて、よく話をした。ロシアの属国であって、ひどい目にあったという話を聞いた。日本はロシアをやっつけてくれたので感謝していると言う。それには驚いた覚えがある。

 その頃は、韓国が日本にひどい目にあったということを言い始めた時期だ。その説明を求められた。
 朝鮮を併合して搾取したと言っているがどうなのか、と聞かれた。叔父が戦前朝鮮に居て、いろんな話を聞いていたからそれを伝えた。叔父(父の妹の配偶者)は化学肥料製造の技術者だった。

 日本は朝鮮で何をしたと聞くので、奴隷制度をなくし、戸籍を作った。学校を作り、文字を教えた。病院を作ったので平均寿命が2倍になったそうだ。とか、鉄道を敷き、発電所を作った。農業指導をし、収穫量は倍増した、などの話をした。

 そうしたら、彼は目を剥いて驚き、韓国民は日本に感謝すべきだ、と言う。そこまでやってもらって何を恨んでいるのだ。ロシアがウクライナにしたことを教えてやろうか。
 何百年もの間、ウクライナ人は誰も学校には行けなかった。病院など無い。穀倉地帯だから農奴としてこき使われて、戦争が始まると男は全て徴兵され、最前線に行かされた。逃げて来ると銃殺だ。要するにロシアにとっては、ウクライナは使い捨ての兵隊の飼育場だった、と言った。おじいさんの一家は、ロシア革命の頃逃げてきたらしい。日露戦争のときに戦ったのもコサック兵(ウクライナ人)だ。将軍は無能なロシア人で、負け戦であった。その後日本にもかなり移住したらしい。  

 今回のロシアの動きを見ていると、そのおじいさんの表情が目に浮かぶ。人種への偏見が根本にある。ロシアとウクライナの人種は違う。 

 (ウクライナでの農奴解放令は19世紀中頃であるから、昔のことを語っていたのであろうが、嘘ではない。)

コメント一覧

1. Posted by 読者   2022年02月28日 18:45
聡明な韓国系の友人(日本育ち)がいますが、「日本の集団的自衛権の恩恵を一番受けるのは韓国のはずなんだけど、そんなことをエスニック・コミュニティで言ったら大変なことになる」と言ってましたね。
2. Posted by Tavata   2022年03月01日 12:48
ウクライナと聞いて真っ先に思い浮かぶのは、1990年代に旧ソ連(ウクライナ製も多い)の大型蒸機を使って運行していた鉄道フォン向けのチャーター列車です。日本でも雑誌で紹介され、P36、L、Su、FDといった腰高なスタイルながら中国蒸機よりはヨーロピアンな姿が青空の下を駆け抜ける写真はなかなか魅力的でした。
もちろん、この運行は過去のものですが、機関車たちは観光資源であり、どこかの操車場や博物館で眠っていたことでしょう。操車場はスターリングラードの攻防戦のように主戦場になりかねませんので、機関車たちもアントノフ・ムリーヤのように、この戦争で葬られてしまったのではないでしょうか?
石炭や天然ガスもあり、土壌も肥沃で、良港もあるウクライナは、陸続きでさえなければ、単独で力のある国になっていたことでしょう。資源が無いと言われていても、大陸から着かず離れずの位置に海によって隔てられた日本は、本当に良い場所にあるなぁと感じています。
3. Posted by 読者2   2022年03月01日 13:44
日本のマスコミでも平気で植民地支配と言っている中で「併合」と正しく記述して下さって嬉しいです。
4. Posted by dda40x   2022年03月05日 20:45
 ウクライナはいわゆる黒土地帯にあり、穀倉地帯であったにもかかわらず、収奪により、農民には餓死者も出たそうです。また、女性は日常的に強姦され、人間としての尊厳を奪われた状態が続いたのです。
 日露戦争で、日本がロシアに勝ったというニュースは、彼らに大きな希望を与えたそうです。ウクライナは、ロシアと地続きであったというそれだけの理由で、蹂躙され続けてきました。
 日本の地政学的に恵まれた位置は、運が良かった以外表現の方法がないですね。日本に移住したいわゆる白系ロシア人はウクライナ人が多いのです。大鵬の父親もそうだったと記憶しています。

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