2022年02月26日

「続 蒸機を作ろう」の評判

 この本が発売されて1月になる。お会いするどの方からも、面白いという言葉を戴く。やはり、巻頭の「縮尺の物理学」の評判が良い。
 殆どの方はこのブログの読者なので、言わんとすることがすでに頭の中にある、という事も大きいだろう。しかし、それを差し引いても、今回の本の記事は、素晴らしい。異なる視点から見ているので、分かりやすいのだ。  

 今野氏が、商業誌の書評中、「縮尺の物理学」が面白いと書いてあるとおっしゃるので、街まで出て、購入してきた。
 TMSの3月号である。
縮尺の物理学」は非常に興味深い内容で、工作派や蒸機ファンでなくても「考えるモデラー」であれば一読の価値あり、とあった。編集に携わった人間としては、このような評価を受けるのは、とても嬉しい。

 この書評を書いた人が、編集部のどなたなのかは知らないが、このように感じた方が編集部に居られるということは、大きな救いである

 奇しくもこの号には、著者の谷川氏のアルゼンチンの機関車の記事がある。その記事を見て少々驚いた。ちょうど一年前谷川氏から、この機関車の写真が載っている鉄道ファン誌を持っていないか、と問い合わせがあったのだ。博物館の書棚を探し、1ページの記事ではあったが、すぐに複写して送った。それがこのような形になって、発表されていたのだ。大変嬉しいニュースであった。

 その頃、筆者は新たな慣性増大装置を開発したので、秋に締め切られるTMSコンペに出して、審査員を瞠目させてみようと思った。直前に気が付いたが、HO以下しか応募できない事がわかった。
Hideo Uchino HOkutan #16 たとえ出せたとしても、走りなど見ないようだからどうでも良かったが、このような書評を書く人が居るのなら、また話は変わって来るかも知れない。HO以下という制限は、不可解だ。1982年にTMS賞を受けた内野日出男氏の北炭16号機関車は、OJゲージである。 


コメント一覧

1. Posted by ゆうえん・こうじ   2022年02月27日 13:38
TMSコンペでも、NとHOは分かれています。模型の本質が違うので、同じ土俵の上で評価するのは難しいということでしょう 
OゲージのモデルもHOと同じ土俵は無理でしょう 異種格闘技戦のようなキワモノ的な面白さは出でも、真っ当な評価はでないと思います。
OJはともかくOnナローは本質的には、HOと同じなのでOKなのでは?
個人的にはHOナローはHOよりNに本質は近いと思っています。
2. Posted by 読者   2022年02月27日 18:12
ゆうえんさんのコメントには賛同しません。どなたかがおっしゃった「燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや」という言葉を嚙みしめて下さい。
HOのことしか知らない方が、大きな模型についてものを言うたびにお気の毒と思います。これを異種格闘技としか感じられないようでは、この先が案じられます。
2021年2月の記事をもう一度読んで下さい。
3. Posted by 「縮尺の物理学」筆者   2022年02月28日 12:25
お褒めいただき、光栄です。
今回のコメントのお二方のような議論に「縮尺の物理学」が橋渡しになれれば幸いだと思っております。
雑誌のコンペなので、縮尺別にするか否かなどの募集ルールは、編集部が記事の方向性を考えて恣意的に決めても構わないと思うのですが、私が気にしているのは評価基準(良かったと評価されたところ、もう一歩と評価されたところ)が示されていないことです。
縮尺別で募集するなら、絶対的な粒度での評価、縮尺を分けずに募集するなら、個々の縮尺での特性をふまえて、正規化して評価というように評価基準さえ定めれば、どちらでも対応できると思います。

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