2021年11月30日

走らないものも鉄道模型か?

 展示会の終わりに、出席者が皆で各1分程度自己紹介をした際、ある方が興味深い発言をした。
「最近のレイアウトコンテストに、模型が走らないものを出して、入賞しているのはおかしなものだ。あんなものはレイアウトではない。」

 筆者は思わず拍手をしてしまった。コンテストの主催者は、とんでもない思い違いをしている。観光地の土産物屋で売っているような、その地の風景の立体的なレリーフに、極端な遠近感を付けただけのものがレイアウトの筈がない。それはある分野の芸術作品であるに過ぎないのだ。模型の世界には入って来てほしくない。
 最近の模型雑誌で、走りについて書いてあるのをご覧になったことがあるだろうか。北海道のレイアウトが大きく採り上げてあったが、その上での走りを動画で拝見したいものだ。

 走りの改善に貢献するために、HO用の3条ウォームとギヤボックスの2次試作品を持っていった。どなたも興味深そうであった。価格は安いので、予約された方が多かった。一月以内に出来てくるであろう。中にはお持ちのすべての機関車を改装したいと言う方もあった。確かに押して動くというのは魅力があるようだ。ただし、Oスケールのように1輌を押すと、もう1輌も動くというのはかなり難しい。機関車、テンダのすべての軸受の摩擦を最小にせねばならないのだ。ボールベアリングを付けても、車輪径が半分ほどのHOでは半径比の問題があり、抵抗は相対的に大きい。

 その点でも、O scaleはこういう動きを再現できるギリギリの大きさなのだろうと思う。 

コメント一覧

1. Posted by たづ   2021年12月04日 00:15
倍程度に縮尺の違う(HOとNの併用)レイアウト自体は30年くらい前にも見聞きしましたが、近景と遠景の役でそれぞれちゃんと走る前提でした。これが変なふうに進んでしまったのでしょう。走らない以上、ただの箱庭です。
北海道のレイアウトの作者のかたは元が撮り鉄だったので13mmにこだわったのだと思いますが、HOより小さい縮尺だと、車体の大きい南アフリカや日本の幹線列車であれば標準軌相当の線路で円滑に走らせたほうが無理に狭軌にするより遥かに自然に感じます。
その雑誌の記事にあった「幹線機関車が25‰でブラス客車3両しか引けなかった」という時点で、無理が出ていると思います。

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