2021年04月30日

バネを入れる

Pullman 6-wheel truck (1) 3Dプリントで作った台車を組み、バネを入れる。バネは最初に入れることはできるが、完成後に入れる方が紛失の可能性が少ない。組立て途上では、緩んで落としやすい。

 この方法は一度紹介したことがある。絹糸を用いるのが正統派だ。今回は思い付いて、デンタル・フロスを用いた。デンタル・フロスは、ワックスが塗ってあるので滑りが良い。すなわち抜き取るときに支障がない。また、絹糸よりずっと重いので、短くてもバネが爆ぜた時に飛んで行きにくい。
 要するに、縮められたバネに蓄積されたエネルギィは、バネそのものを数メートル飛ばすほどもあるが、糸を引っ張っていては、せいぜい10 cmしか飛ばない。だから、紛失する可能性はなくなる。

 カーペットを敷いた部屋では、バネを飛ばすとカーペットのループの中に食い込んでしまい、引っ掛かる。うっかり引っ張るとバネが変形してオシャカになってしまう。飛ばさないためには、この種の防護策が必要である。

Pullman 6-wheel truck (2) バネをはめ終わったら、バネ座に正しくはまっているのを確認して、バネを押さえながらデンタルフロスを引き抜く。実に簡単に抜け、バネの位置は変化しない。
(本日の写真はKS氏による)

コメント一覧

1. Posted by 小栗彰夫   2021年05月02日 11:37
糸に通すのは素晴らしいアイデアですね。
さらに「ばねをカラス口で圧縮する」も、
Oゲージでは効果的と思います。
(出典は失念しました)
2. Posted by railtruck   2021年05月02日 16:53
カラス口はTMS1953年4月号のミキストではないでしょうか?
3. Posted by dda40x   2021年05月05日 10:49
 コメントありがとうございます。カラス口の件はミキストで見た覚えはありましたが、どの号かまではとてもわかりませんでした。
 railtruck様の記憶力には脱帽です。

4. Posted by railtruck   2021年05月05日 15:57
いえいえ、たまたまです。それもミキスト特集号でのイラストの記憶があったからです。
5. Posted by 小栗彰夫   2021年05月06日 08:34
railtruck様、1953年4月号のミキスト、確認できました。
ありがとうございました。この回のミキストには、伊藤剛さんの恐妻家の話題もあり、当時のTMSで、VIP扱いされていた様子がわかります。

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