2021年04月16日

EF58の牽く特急列車

 1.56%の勾配、半径2900 mmの線路上での牽引に必要な引張力を測定した。小さなモータを使っても十分である。設計は簡単だ。

Hato pullled by EF58 旧車体のEF58が来ているので、その下廻りを新製すればよい。簡単な工作である。昔のOゲージであるが、新しい生命を吹き込まれて、素晴らしい走りを披露できるはずだ。昭和28年(1953年)当時の編成である。詳しい情報を集めている。

 このカツミ製の電気機関車はとても重い。6 kg弱もある。当時は客車の軸受がでたらめなので、機関車には最大限に補重し、最強力のスーパー20モータを2台搭載している。起動電流は、5 Aをはるかに上廻るようだ。手元の3 A 電源では動かせない。中身を全部捨てて、新たなメカニズムを搭載する。
 現代の機関車は、0.1 Aで軽く起動する。軽く作れるので、勾配線上で自身を持ち上げるのに必要なエネルギィも小さくなる。勾配のあるレイアウトは少ないので、本当の実力がわかりにくい。ただ重い機関車では意味がないことはすぐには見えないから、そのまま満足してしまう例が多いと感じる。
 
 この機関車の改良工事に関する唯一の問題は、Φ27のスポーク動輪を調達することである。良好な形状のフランジを持つ車輪が必要だ。

 スポークを持つ先輪は、一体のLow-Dでは作れない。ステンレスタイヤを作って嵌めなければならない。8枚挽くのは、かなり面倒だ。できないことはないが、難しい作業だ。しかしこれも、タイヤの頒布希望者があれば可能になるかもしれない。

  当博物館においては、唯一の国鉄型車輌となる。いずれ、C62もやって来る予定であるので、その下廻りの改造部品を用意している。鋼タイヤの動輪と差し替える。蒸機の場合は、動輪上重量を大きくせねばならない。機関車は2.5 kg以上になるだろうから、テンダを含めると3.2 kgほどになるはずだ。その先従輪、テンダ車輪はLow-Dになる。これは、プレート車輪だから簡単だ。


コメント一覧

1. Posted by 物理弱い人   2021年04月16日 13:05
>軽く作れるので、勾配線上で自身を持ち上げるのに必要なエネルギィも小さくなる。勾配のあるレイアウトは少ないので、本当の実力がわかりにくい。

確かにこれは当たってますね。重くて自分自身がかろうじて動く程度のを見たことありますが、坂では牽けないでしょう。
軽い機関車でたくさん牽くのがベストであることはよくわかります。
2. Posted by 愛読者   2021年04月16日 17:19
このEF58のパンタ台が赤いのは注目です。
当時は電化間もないので、感電事故防止のために塗っていたのでしょうね。
3. Posted by dda40x   2021年04月17日 08:47
殆どのレイアウト(運転会用の組み立て式を含む)には長大な勾配がありません。HOでも1.5%で10 mほどのものを作れば、ずいぶん走行性能に対する見方が変わるでしょう。平坦線ではよく走るように見えても、勾配では違うでしょう。
また、上り坂の途中で起動すると、煙を吹くものが多いと思います。
JAMで速度競争をいまだにやっているようですが、幼稚なことから卒業するべきです。

電化された当初は感電事故が続発したそうです。かなり死亡事故があったそうですから、赤の塗装は不可欠だったのでしょう。

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