2021年04月02日

自宅のDRO支えを更新

 自宅のフライス盤のDROに重い割出盤を軽く引っ掛けてしまい、支えがひん曲がってしまった。曲がりにくいように、より太い棒を使って作り直した。

DRO Support 2 以前は細いM3のネジを使ってあったが、本体にM4のネジを切り直した。ブラス角棒を銀ハンダで接合し、孔をあけた。以前のが曲がりやすかった理由は、細いネジが角棒の中心にあったことだろう。上方から当たって曲がったので、下半分が持ち堪えてくれるようにネジ位置を少し上げた。
 正確に孔をあけるのは難しい。太いドリルで一発でやると、膨らんでしまい失敗することが多い。細いドリルで孔をあけておいて、裏表から掘り進んだ。たまたま刃の長い4枚刃のエンドミルがあったので活用した。エンドミルの正面中央には切刃が無いから、先導の穴は必要である。2本とも、計算通りの位置に孔があいて、両方からの孔のずれはなかった。めったにないことで、気分が良い。これは万力とDROの精度が良いということに、他ならない。
 45度になった方には座グリをして、ネジの頭を収容するようにした。この時、ハンダで付いている部分を押さえているので、はがれる心配は全くない。

DRO Support 右に最大限動かしたときに読み取り部の逃げ場所が必要なので、棹の左端を少し外に出した。その部分の角材の組合わせは、フライスで正確に溝を切って、嵌め込んである。こうすれば、ネジ1本で組めて、ガタもない。上の写真はこれを裏側から撮ったものである。 

コメント一覧

1. Posted by 愛読者   2021年04月02日 10:14
>角材の組合わせは、フライスで正確に溝を切って、嵌め込んである。

おっしゃる通りです。こうすればハンダ付けもいらないし、組立も簡単です。ばらすのもわけない。皿ネジが使ってあるので、出っ張りもないのですね。
こういう組み方をいろいろな場面で応用すべきですね!
2. Posted by dda40x   2021年04月03日 21:42
 様々なところでこの方法は使います。丈夫に組みたいのだけどハンダ付けするのは避けたい場合には役に立ちますね。
 刃物が新しくないと、角(ピン角と言います)が出ないので、注意します。念のために、出隅は面取りを施します。指で押し込めるぎりぎりの寸法に仕上げることが大切です。この場面のように、ネジを出せない時は皿ビスを使って沈めます。

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