2020年12月31日

長浦軌道の動画 公開さる

 修復成った長浦軌道はクラブで公開され、その時の動画が公開された。

 運転者側から見た様子
 伝導部構造

 

NMRC Jan.1966 この機関車の動力装置を作った時の、実験に基づくギヤ比の決定手順の記事が見つかった。クラブの会報である。発行は昭和41年だ。
 モータ軸と同軸に出力軸があるのは珍しい。のちにSG氏が増速フライホィールを付けた例とは、裏返しにすれば似ている。歯車は時計部品屋で買ったというところが面白い。現在はそういう店はまずないだろう。 時計の歯車はインボリュート曲線を使っていないので、音は大きい。

NMRC Jan.1966(2) モータの回転数を測定する手順が面白い。実際に無負荷でエンドレスを走らせて、1周2.81 mのラップタイムを調べている。実験を基に考察しているのだ。簡単に出来ても、こういう基礎実験をする人は稀である。実験もしないで分かったようなことを言う人は多い。剛氏の姿勢に学ばねばならない。測定ということは、すべての基本である。当時はセレン整流器の時代である。電圧降下は大きい。

 最近はマグネットモータしかないので、分捲特性と言っても誰もピンと来ないだろう。ギヤ比が適切なので、走りは素晴らしい。低速でトロッコをぐいぐいと押す。ゴムタイヤを使っているところも、考慮に入れているはずだ。


コメント一覧

1. Posted by 一式陸攻   2021年01月05日 16:46
伊藤剛氏の記事本文中に「暮しの手帖」が出てきているのが面白いですね。
既に誌の商品テストが有名だったことが窺えます。
2. Posted by 01175   2021年01月07日 02:50
 「暮らしの手帖」の創刊者のひとりだった花森安治氏は、当時、有名な鉄道模型マニアで特にメルクリンのコレクターとして知られていた方だったと聞いています。某誌の創刊者はメルクリンを玩具的だとして毛嫌いしていたと云われておりますが、玩具的か否かはともかくとして、販売者をして「9割がた、不良品」と嘆かせた日本製鉄道模型にくらべ、メルクリンは遥かに高い品質を有していたと思います。その時代、「暮らしの手帖」的に評価できる鉄道模型はメルクリンのような科学技術の背景をもつ製品だけだったのかもしれません。
3. Posted by dda40x   2021年01月07日 21:31
花森氏はメルクリンも好きですが、実物の汽車も大好きで、川端新二氏の記事を何度も載せています。編集スタッフを名古屋まで出張させ、機関車に乗り組んで取材させたこともあります。

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