2020年12月05日

rotary tippler

 本物の rotary dumper(人によってtippler とも言う)  は各種の構造がある。貨車を回転させ、傾けて積荷を出すのだが、1輌ずつ切り離すのはかなり面倒である。切り離したものを押し出して、向こう側で止めなければならない。しかも再連結するのは、速度管理が大切だから面倒である。

 現代のアメリカの大規模な積み下ろし施設は、連結を開放せずに平坦線で作業する。巨大な施設で、貨車を丸ごとひっくり返すが、連結器を軸として回転する。連結器がねじ切れるといけないので、連結器は回転出来るようになっている。もちろん貨車の両端の連結器が自由に回転すると、あらぬ方向に回転した状態のまま列車が運行されてしまうので、それを回避するようにせねばならない。貨車の片方は回転不能で、もう片方が自由回転になっているのだ。
 これらの貨車を正しくつないであれば、何の問題も無いが、ドジを踏んで回転できない方同士をつなぐと、ロータリィ・ダンパ上でねじ切れるだろう。それを防ぐために、貨車の連結器回転側は、黄色またはオレンジ色に塗ってある。遠くから見れば、正しくつないであるかどうかは一目でわかる。
 機関車の次位につなぐ貨車では、機関車側も回転しなければならない。それを忘れるとこうなるという写真がある(写真23)。


 この模型はSスケール(1/64サイズ)3.5フィートゲージ(HOゲージ)である。
 これは、3Dプリンタを駆使したものである。連結器は自由回転できるものを作ったようだ。貨車を押す装置がややオモチャっぽいが、よく出来ている。
 本物は機関車の移動量がすぐわかるように、線路わきに停車目印が貨車の数だけ用意されている。もちろんダンパの脇には、目視で安全確認する要員が配置されている。 

 ライオネルには製品がある。面白い。この会社の製品は少々お高いが、良く出来ている。つまらぬ機関車を買うより、楽しそうだ。

コメント一覧

1. Posted by 一式陸攻   2020年12月05日 17:23
動く模型を見たことがあります。
これはHOのようです。
https://fb.watch/2a-f32Ni8j/
2. Posted by dda40x   2020年12月05日 20:04
 なるほどよく出来ていますが、連結器は自作で連結中心を上げていますね。
 回転中心を下に下げることが出来れば、大したものです。この作者なら出来そうに思うのですがね。
3. Posted by Tavata   2020年12月07日 08:00
この実物も回転中心が高く、連結器をいちいち切り離していますね。
https://youtu.be/lPiY_m3i3Ns

うろ覚えですが、専用線で連結器中心を上げた実物写真を見た覚えがあります。
回転中心を下げると、線路下がデッドスペース(カウンターウェイト用の空間)になり、Tippler本体の直径が大型化(+回転バランスの為に重量が大幅増加)するので、専用線ならば専用貨車の連結器中心を上げて、Tipplerを小さくする判断もありえると思います。
もちろん、実物の場合、連結器周囲の緩衝装置を含めて専用貨車を設計しなければならないので、コストトレードオフだとは思いますが。

なおHOではダミーながらウォルサーズからTipplerのプラキットが出ているようです。

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