2020年11月25日

続々 Sofue Joint 

 先日紹介した現物以外にかなりの数の実例がある。いずれ写真をお見せしよう。

 また似て非なるものとして、中心ピン付きのものもある。これはトルクを伝えている。
Sofue Joint 2 これが実用化されている例があるのだろうか。かなり探したが見つかっていない。これはDDA40Xなどの4軸台車を全軸駆動する時に使う。以前はこのジョイントを六角のルース・ジョイントでつなぎ、反トルクをバネ材で承けていた。バネ可動時に無理をしないようになっているのだ。
 現在なら、可撓継手(フレクシブル・ジョイント)を使うが、当時は無かった。

Sofue Joint 2 (2)Sofue Joint 2 (1) 中心ピンで反トルクを承け、外周ピンでトルクを伝える。これは先回のと比べると使い方が簡単である。周りの剛性も必要がないが、駆動軸が振り廻されないような支持法が必要である。ここでは、中心の2軸が、台車内で左右に動かないことが必要である。動軸が左右にガタがあってブレる模型を見ることがあるが、そのような車輌には応用できないということである。コンパクトにまとまり、安上がりである。音は聞こえない。
Sofue Joint 2 (3) これは軸が可動であっても無理なく力が伝わる。厳密には等速ではないが、曲がる角度が非常に小さいので等速と見做せ、問題ない。各軸にはボールベアリングが装荷され、3条ウォームで極めて軽く作動することが、うまく行く秘訣である。

 この継手が成功したので、祖父江氏は嬉しそうだった。全く問題なく作動したので、いくつかの輸出モデルにも付けたはずだ。この種の継手は、模型全体が総合的に正しい設計でないと正しく作動しない。採用を考えていらっしゃる方は、その点をご理解戴きたい。

コメント一覧

1. Posted by Tavata   2020年11月25日 19:50
こちらは2つツノの簡易型ユニバーサルジョイントのツノを1つにしたものと等価ですね。軸間の僅かな曲がりには対応できますが、軸の芯ズレには祖父江ジョイント(中心軸なし)でないと対応できません。
祖父江さんは中心軸の有無を「きちんと作り分けている」のが見て取れますね。
2. Posted by むすこたかなし   2020年11月27日 11:37
「ルース・カップリング」だけで1節、書けそうな内容ですね。
Sofue Joint はTavata様の説明どおり、入力軸(モーター側)と出力軸(ギヤタワー側)の位置が固定されているから、“模型として”使える手法ですね。
入出力が同様に固定された物でも、実用的な場合はセンタリングがとても大変なようです。(例:据え付けポンプとモーターのセンタリング)
https://www.youtube.com/watch?v=w6vlYEKmrco

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 
Recent Comments
Archives
Categories
  • ライブドアブログ