2020年08月31日

社長専用車

荒井友光氏の社長専用車 (1)荒井友光氏の社長専用車 (3) 椙山 満氏のレイアウト移設が完了したが、その引越しの最中に、戸棚の奥から懐かしいものを見つけたので、預かってきた。

 それは名古屋模型鉄道クラブの会長であった荒井友光氏が、椙山氏の新レイアウト完成を祝って作った社長専用車であった。実はその贈呈式の現場に、筆者も居合わせたのだ。だから、一目でそれと分かった。
「椙山クン、これを作ったから、列車の最後尾につないでね。」
 1971年8月だから、49年前である。現在の外装は塗料にヒビが入り、少々見苦しくなってしまったので、写真は割愛するが、内装は刮目するものがある。

 荒井氏はスケールモデルを作らない人であった。すべて自由形であったが、国鉄型を主題としている。EH10が出るとすぐにそれを片方だけ伸ばしてSG搭載とした。”EH50”として客車列車を牽かせることにしたなど、面白い発想で楽しんでいた方だ。
 この社長専用車はマイテを個室寝台付きにしたようなもので、食堂がある。裏に貼られた紙には”T.G.Ry”とある。

荒井友光氏の社長専用車 (2) これを見てその綴りを言える人は、もうほとんど居なくなった。
 "Trans Galaxy Railway" である。荒井氏はそれを「僕の鉄道は誰にも負けないほど大きい。」と無邪気な笑顔で話された。世界で(いや宇宙で)一番大きな鉄道であろう。
 もちろんB.S.P.Ryは、Blue Star Pacific Railwayである。Railroadにしなかったのは荒井氏らしい。6輪台車を付けて、荒井氏来訪の折には、列車の最後尾に付けて走らせていた。

 室内は完全に出来ているが、屋根が固着してなかったので、椙山氏は接着剤で仮留めしたようだ。先日の名古屋模型鉄道クラブの例会で披露したら、会員が、
「これを僕に任せてくれ、電装するよ。」
と申し出てくれたのでお渡しした。人形を入れて照明が付けば、なかなか良いと思う。名古屋模型鉄道クラブの記念物として保存されるだろう。

 この車輌の縮尺を聞いたことがある。その時の答えがふるっていた。
「1/87の人形を入れれば1/87になる。1/80なら1/80さ。」
 御名答。

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 
Recent Comments
Archives
Categories
  • ライブドアブログ