2020年08月29日

続 メルクリンの失敗

 先日のメルクリンの不合理なユニヴァーサル・ジョイントについて、01175氏から調査結果をお知らせ戴いた。これはドイツ製ではないそうで、驚いた。

 メルクリンは、2006年に創業一族からイギリスのファンドに売却されたが、2009年に倒産しているそうである。そして2010年に自力再生を果たしたとのこと。
 そのファンドに売却されたのちの製品は中国のサンダカンという会社(現在はバックマンに吸収された)に製造させたものがある。そのジョイント部分がおかしい2007年製の電気機関車(ジーメンスのユーロスプリンタ)もサンダカン製かもしれないということである。

 話題になったH型スパイダ金具は、製造初年1957年の 44型蒸機機関車に既に使われていた。写真を出したディーゼル機関車は1966年製の V90 という入替用機関車だそうである。


 メルクリンがこのような初歩的なミスを犯すはずは無いので、なにか怪しいと思っていたら、案の上中国製であった。これでは改良部品を所望しても無理だろう。捨てるしかない。それにしても01175氏の情報収集力には驚きを禁じ得ない。

コメント一覧

1. Posted by 01175   2020年08月31日 04:28
メルクリンの倒産は、最初、YAHOOニュースで知りました。私の鉄道模型はHOのドイツ型蒸機が中心ですが、メルクリンは直流化した数輌を所有しているだけです。少なくとも私の中では同社は希薄な存在ゆえ、その倒産が一般のニュースで報道されたことは意外な感じもしました。
 
 面白半分にヤフオクでHO鉄道模型におけるメルクリンの出品数を調べたところ(メーカー名を検索にかけただけですが)、全9350点の出品のうち、286件ありました。カトーの1137点は別格としても、天賞堂・421点、カツミ・361点に次ぐような数字でトミックス・117点より多く、多少は日本型蒸機もやる私には身近で「大きな存在」であるアダチの27点、サンゴの10点より遥かに多い出点数でした。どうも日本におけるメルクリンの存在というのは私が思っているよりも大きなものであったようです。
 
 あることが理由でメルクリンのコレクターだと誤解されたらしく、1990年頃に、当時、メルクリンを輸入していたF社の方から「鉄道模型趣味誌が露骨にメルクリンを無視するのは日本の鉄道模型界のためにも宜しくないのではないか」という主旨の電話を戴いたことがあります。上述の数字がシェアとして鵜呑みにできるものだとすれば、今更ながら、確かに如何なものかと思われます。件のH型金具を用いた機構とか、1980年代には出現しているコアレスモーターとベベル+スパー多段を用いた押し転がしのできる駆動系など、日本型にしか興味のない人たちにも参考に資するところのあるメルクリン製品はかなりあるように思いますが、それらを敢えて埒外に置いたのは如何なる理由があったのでしょうか。

 
2. Posted by YUNO   2020年08月31日 13:05
私の所有しているメルクリンHOの機関車は1960年代の設計と思われますが、蒸気機関車も電気機関車も直巻モーターと多段スパーギヤ駆動を採用していたおかげで、押して動かすことができました。
精密さはありませんでしたが基本設計がしっかりしていたので、丈夫で故障もなく、よく走りました。
3. Posted by dda40x   2020年09月06日 06:08
 今回手に取るまで、メルクリンについての知識は皆無でした。「メルクリンは鉄道模型ではなく玩具である」という解釈をTMSが取っていたことには驚きを禁じえません。昔はライオネルの記事が沢山ありましたけどね。しかし、ライオネルの3条ウォームの話は出ませんでした。
 今回メルクリンに興味を持ち、さらに2輌借りてきてバラしました。保油機構がよく出来ています。ブラシがディスク状のコンミに当たっているのは不思議です。何かのメリットがあったのでしょうか。これはライオネルも同じです。
4. Posted by 01175   2020年09月06日 14:29
 メルクリンの場合は交流3線でフランジが高いという言い訳があったのかもしれませんが、そうではないものについて関心を払っていた気配も感じられません。基本的に排外主義だったのだと思います。ユーゴスラヴィア時代から続く有名な(?)鉄道模型メーカーであるメハノ社の製品が、スロベニア製ではなく、スロバキア製と紹介されていたこともありましたから国際感覚が欠如していたのではないでしょうか。
 ディスク状のコンミは不思議ですね。メルクリンのみならず、フライシュマン、リバロッシ、リマなどの欧州製品、日本のニューワン、バックマンがそうでした。いずれも、さすがに、最近の製品にはないようです。メルクリンの古いタイプの動力系のものでも円筒形のコンミになっているようです。

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