2020年03月16日

2本の電線

 大電流を取り出せる変圧器を分解してみたら、2次線が2本並列に巻いてあった。
これは問題である。確かに見かけは2倍になるが、その線がいつも2本あるとは限らない。

 例えば、屋内配線で許容電流値が足らないからといって、平行に2本並べて張るのと同じである。これは禁止されている。ネズミが齧って、線が減ることだってあるからだ。トランスの中でも安心はできない。接続が緩くて片方しか通電していないこともありうる。電圧は出るから、不良に気付かない。即ち事故の原因になりうる。鉄板製の筐体に入っているから、鼠の害はないと信じたい。
 購入されたら、内部をよく見て、線の接続具合を確認する方が良い。もしも圧着が緩かった場合には少し巻きほどいて、正確に圧着端子で留め直すべきだ。あるいは太い線を巻くべきだろう。
 これは意外と楽である。筐体に収めることを無視するなら、太いものを巻けば済むし、しかもその巻き数は少ない。試す価値がある。

 中国製のトランスはこのように二本巻きのものが多くあるという話である。

コメント一覧

1. Posted by K.Tsuchihashi   2020年03月16日 15:55
その通りです。電線の少しの長さ、僅かな位置の違いでインピーダンスの差ができ、各コイルを流れる電流値は違ってきます。あたりまえですが、電流値が大きいほど顕著です。したがって平列巻は危険です。必要な許容電流値を満たす単線を巻くべきです。
2. Posted by dda40x   2020年03月22日 22:11
 二本の電線端末の電圧も多少差が出ると思います。そうすると無負荷時にも多少の電流が流れるのでしょうか。微妙な短絡のような状態になり、適当な負荷があるとかえって正常に近くなるような気がして来ました。
 こういう実験をした人が居れば、発表されているかもしれませんね。

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 
Recent Comments
Archives
「最新トラックバック」は提供を終了しました。
Categories
  • ライブドアブログ