2020年02月19日

続々 FEF4 UP850

centipede tender (2) テンダは最前部のデッキを切り落とせば済むわけではなかった。キャブが延長されているので、それと連結するにはデッキ下の台枠を13 mmほど延長してやらねばならない。機関車の連結部を伸ばすと、オウヴァハングが大きくなる。これは避けるべきである。テンダのdraw barのピン位置は10 mm移動した。この部分は力が掛かるところであるから、十二分に補強してある。床板にはチェインが通る穴があいている。強度を持たせるために、ボディ・シェル側に太い骨を入れて、それとネジで連結するようにした。銀ハンダで付けてあるから、オリジナルより丈夫かもしれない。

 テンダのボディ・シェルの骨は、重いのをわしづかみにされても凹まないように設計した。また、シェルと床板をネジで締める部分は、力がシェル全体に掛かるような設計にした。こうしておけば、メネジ取り付け部が剥がれたりしない。ここまで考えておかないと、塗装完成後に壊れて泣きを見る。ここまで重いテンダはまずないから、気を付けねばならない。

centipede tender オリジナルの模型の製造は1966年頃で、祖父江氏による。まだKadeeはなく、怪しいダイキャスト製のダミィ・カプラが付いていた。その取付部の高さは、どのように工夫してもKadeeには適合しない。フライスですべて削り取り、ブロックを作成して埋め込んだ。テンダは重いので、バネの沈み込み量が大きい。実験・測定を繰り返して、高さを決めた。

FEF4 painted (1) 今までの車輛とは大幅に異なる質量を持ち、なおかつ客車ほど長くない。即ち平均密度が大きい。初めて触れる人はきっと驚く。落とすまいとしっかり握るから、何も対策しないとつぶされる可能性があった。だいたい、わしづかみにする人はHOの人で、Oスケールの標準軌車輛を持ったことが無い人だろう。

 博物館に来た人で、車輛に触りたい人が居るが、それは遠慮願っている。HO以下の模型とは全く異なるので、壊す可能性が高い。握って客車の窓をぶち抜いたり、荷物室扉を押し潰したりする例は多い。機関車を持つときは、どこが一番堅いかを調べてからしか、持ってはいけない。テンダについては今まで特に注意を与えなかったが、これに限っては重いので最高の注意が必要である。

 今回は審査員が触るという前提があったので、最大限の補強を入れているし、壊れそうなものは付けなかった。一般論で言えば、他人の車輛には手を触れてはいけない。


コメント一覧

1. Posted by Mackey   2020年02月21日 22:04
他人の車両を断りなく触ったり、ましてや持ち上げたりするのはご法度です。私も自作の富山地鉄Wデッカを初対面の人に(それも自己紹介無い方に)持ち上げられた際は「まず降ろせ、兎に角降ろせ」、とつい言ってしまいました。モデラー、特に自作経験のある人はまずそんな事しないと思いますが。
2. Posted by dda40x   2020年03月14日 07:10
 模型人は妙な自信があって、自分はHOをさわっているからわかっている。Oはただ大きくて重い、とだけ認識する人が多いのです。
 物理法則からわかるように(これが意外と分かっていない)、大きなものは弱いのですね。小さなガラスの置物は落としても壊れないが、大きな花瓶は割れてしまいます。
 落とさないように握れば良いのだろうと単純に考える人が多いのです。韓国製の模型はHOを作っている人が単純に2倍の大きさで作ったものが大半で、非常に壊れやすいのは困ったものです。私のコレクションのearly Challengerは火室部に凹みが出来て修復に苦労しました。大きな骨を入れて解決しましたが、アメリカではどうしているのでしょうね。とても持てないのです。

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