2020年01月26日

工程表

 限られた時間で完成させようとすると、どうしても工程表が要る。工程表が無いと、くだらないところに時間を掛け過ぎてしまう傾向がある。

 各単元の工程の時間は、経験上分かっているので、細かく分けて書く。ここまでは何月何日に出来ていなければならない、という目安は大切である。
 単元ごとに検査し、あとでの再調整を不要にしておくことが時間節約になる。これは建築工事と同じだ。組んだものをバラして再調整するのは、膨大な手間が掛かる。今回は既製品の改造なので、既存の構造を利用できるところは残す。他を切り取るので、補強が要る。補強を後廻しにすると寸法誤差が出るので、補強工事を最優先にし、その後余分を切り取るようにした。
 テンダの中は太い骨が入っている。もともとはがらんどうであったが、重くなるので持った時に潰れないような構造でなければならない。
 
 旋盤工作は意外に時間が掛かる。刃物やドリルを取り替える手間が多いからだ。その必要が無いものは早い。小さい方の旋盤にはDROが付いていないので、目盛を読んで作るのは意外と大変である。1回転で何mmということから計算するので、計算用紙、電卓が必要である。早見表を作り見やすい位置に貼ってある。すべての材料、工具は並べておく。材料探しというのは、するべきではない。

 最初に見積もったスケジュールより早く進んでも油断せずに、先の方の予定でも時間が掛かりそうなものを先に作っておく。
 ロストワックス部品は念入りに仕上げてバリを取り、足の長さを調整して完全に密着するようにしておく。そうしないとハンダが完全に廻らない。
 細かな組立ては、机の上を整理して行う。前掛けをして、落とした部品がひっかかるようにする。落とした部品探しというのは、時間の無駄そのものである。
 塗装は4日掛かるとみた。初日は塗装剥がしである。塗ったらオヴンに入れて加熱する。100℃で2時間だ。マスキングは丁寧にする。失敗すると時間が無駄だ。塗り終わると同時に剥がして再加熱する。

 結局のところ、〆切の2日前に落成した。テンダがとても重く、宅配便で送るわけには行かない。持って行く途上で、T氏には助けて戴いた。ナンバーボードのスクリーンを忘れたのだ。コンピュータで作って戴いたものを付けた。


コメント一覧

1. Posted by 厠之雲黒斎   2020年01月27日 14:45
初めまして。(かな?)
古いレーシングカーを弄ってます。
さて、部品探しの件、ラジコンカーの世界では、“メンテナンスタオル”と言う物が販売されています。
最初、使い道がわからなかったのですが、落とした小ネジが“
メンテナンスタオル”に落ちると飛び跳ねないから良いとの事。
老眼が酷くなって、尚更、“なるほどなぁ”と思った次第です。
2. Posted by yardbird   2020年01月28日 07:47
5 物を作るという場合、工程表と共に部品表(BOM=bill of materials)が有れば良いです。これが有れば、部品、材料の手配漏れが防げます。
3. Posted by dda40x   2020年01月29日 21:43
机の上を広くして、縁に角材を張って部品が転げ落ちるのを防ぎます。
伊藤 剛氏は、落ちた瞬間にどちら方面に行ったかが分からないと探索に時間が掛かるから、床を明るくして置け、と教えてくれました。実行しています。
タオルを敷くのは良いアイデアですね。ものが跳ね返って飛ばないからですね。
参考にします。

BOMですか。私はそれよりも、もっと野蛮にして効率的なことをしています。机がたくさんあるので、材料と工具を寸法順に並べてあります。1週間後に必要になるだろう物は、すべて一覧できるようにしています。一人で8卓も占有しているのですから贅沢です。

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