2019年12月31日

余分のハンダを取る

 ハンダというものは、すべての接続部を満たしていなければならない。隙間があればそこから錆びる。大きな平面に小さな平板を付ける時、側面から半分しかハンダを入れない人は多い。いずれ剥がれて、泣きを見る。完全に付けるべきだ。

 しかもハンダは富士山の裾野のようになだらかに広がる必要がある。そうなっていないと完全に入ったという証拠にはならない。それでは形が良くない。部品の側面が垂直になっていないといけないという部分には、良い方法がある。 
 電線をほぐして銅の心線だけ取り出し、良く捩じっておく。それに塩化亜鉛を少しつけ、炭素棒あるいは熱い鏝で押さえつける。余分のハンダは99%吸い取られて、エッジが出る。あとは磨き砂で磨けば、綺麗になる。
ハンダの色が見える」と言う人は、どうぞお好きなようになされればよい。

 先月号のTMSに名取氏が、コンテスト応募作品の開封時に壊れているものが多いことを紹介している。それはハンダが廻っていないということである。筆者はいかなる部品も、それだけで全体をぶら下げられる程度の強度で付いていることを確認する。こうしておけばまず壊れることが無い。

コメント一覧

1. Posted by 廣瀬   2020年01月02日 03:08
私も、ハンダ直後は「ハンダが見えないとイヤ」です。見えるまで流さないと、不安です。
ハンダ付けの際の「スキマ」には可能な限り、ハンダを流し込んでおきたいですから。私は、1/80の小さいサイズですが、エッチング板を重ね合わせる構造の場合なども、あらゆる「流し穴」から、入る限りのハンダを流し込んで、反対側のスキマからハンダがにじみ出てくるまで流しています。スキマにフラックスが残りにくいように、超音波洗浄を毎工程毎に掛けています。ハンダはキサゲを行っておけば、表面からどれだけ見えていても、塗装すれば判らない厚みなのだと思います。
2. Posted by dda40x   2020年01月02日 07:59
いわゆる”ハンダの色が見える”は、”ハンダとの合金の色が見える”という表現が正しいのです。
綺麗なブラス板にフラックスを塗り、ハンダを塗り付け、それを再度融かして取り除いても、ハンダの色は残ります。マイクロメータで厚さを確認しても変化していません。即ち母材に浸み込んでいるのです。
つまり、ハンダの色という表現は実にくだらない、意味のないことを指しているのです。それが見えなくなるまで削れば、母材が凹んだということです。
そろそろこういうことから脱却すべきです。TMS始め主要誌にそういう種類の話が載らないのは、問題です。

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