2019年12月11日

inspection car

 インスペクション・カー(巡察車と訳すことになっているらしい)の話題が出たので、いくつかの写真を見た。F氏が送ってくれた写真を見よう。

Inspection car この写真は東欧のハンガリィで写したものらしい。車種は、今一つ正確には分からない。排障器が目立つが、接地ブラシはついていない。

 アメリカでこの種の車を見ることがたまにあるが、非常に大きな接地ブラシが付いている。たいていは前後左右に4箇所ある。それは信号装置による検知を確実にするためだ。左右のレイルを跨いで鉄車輪が載っているが、軽いし、多少錆びているから、電気の導通が良くないかもしれない。だから、銅の太い平編み線で作ったブラシをネジとバネで押えている。

 Inspection を巡察としたのは、初期のTMSである。日本の鉄道模型界では巡察車で通っている。どうして巡という文字が入ったのかはわからない。視察とか検査と訳すのが普通だと思う。巡察を英語にするとpatrol であろう。
 
 昔見たのは、UP色の黄色であった。屋根上に赤の大きな警告灯とサーチライトがついていた。作ってみたい。小さな車輪を挽かねばならない。径を揃えるのは大変である。1/100に拘らなければ簡単かもしれない。サーチライトと人形の首が連動して動くようにしたい。やりたいアイデアはいろいろある。   

コメント一覧

1. Posted by 01175   2019年12月12日 03:18
この車ですがソビエト製のポピェーダではないでしょうか。

https://es.123rf.com/photo_44937532_mosc%C3%9A-27-de-abril-2014-coche-retro-ruso-pobeda-victoria-de-1956-a%C3%B1os-en-el-rally-de-coches-cl%C3%A1sicos-organi.html

2. Posted by dda40x   2019年12月12日 07:28
 恐れ入りました。そうです。ソヴィエト連邦製ですね。ハンガリィですから、まだアメリカ製の車が手に入る時代ではなかったのですね。

 1940年頃のアメリカの車に似たものがあるので、一生懸命探していました。
3. Posted by タチカワ   2019年12月12日 23:30
地理学・地質学の分野では、field excursionに巡検という訳語が充てられています。山崎喜陽氏は東大地理学教室出身のようですので、巡検の巡という文字が念頭にあって巡察車となったのではないかと想像しました。
4. Posted by 01175   2019年12月13日 01:02
この写真はハンガリーの鉄道博物館で撮影されたものとみられます。解説もありました。

https://www.dreamstime.com/rail-vehicle-hungarian-railway-museum-dramatic-post-apocalyptic-view-gaz-m-pobeda-vas%C3%BAtt%C3%B6rt%C3%A9neti-park-budapest-image100705740

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