2019年10月27日

崖を塗る

trimmed rock wall 崖をグレイの油性塗料で塗る。毛の長い刷毛に塗料を含ませ、溝の中に入れる。多少の塗り残しはそのままにして、次の部分を塗る。細い刷毛に替えて、もう一度塗り直す。塗り残しを探して刷毛を奥まで入れる。時間が掛かった。這った姿勢であるから、かなり大変だ。

  ”ドリルと発破で修整した部分”は、縦にも刷毛を動かす必要がある。ドリルで掘ったように見えねばならない。
 塗料がかなり飛び散る。周りは、半径1.5 mほど古新聞で完全に覆ったので、飛散は完全に防げた。グレイに塗ると、全体が落ち着いて見える。

rock 次の区間は水平な地層で、仕事は単純である。あっという間に完成だ。この左の部分は擁壁になる。脆い岩山を崩し、擁壁で抑えて線路を通した想定になっている。そのように見えるようにしたつもりである。

retaining wall 擁壁はT氏に頼んで枠を厚紙からレーザで切り出して貰い、プラスティック板をレンガ風にエンボス(押出加工)したものを裏から貼った。曲線に馴染ませる必要がある。円錐台側面に貼る部分と直線部分、そしてその緩和部分があるから、かなり面倒である。この写真は仮置きの状態を写したものである。整列させてから写真を撮るべきであった。 
 色は、全体を今までと同じグレイにする。これは土屋氏からの指定事項だ。車輛以外には色があってはいけないということなのだ。


コメント一覧

1. Posted by skt   2019年10月28日 16:37
モノクロ写真の一部だけをカラーにする手法の応用でしょうか。壁や天井の色、室内の什器、雑貨、書籍?などについての配慮も重要になりそうですね。
2. Posted by dda40x   2019年10月28日 22:15
土屋氏の亡くなる前、各種のスケッチと色指定のメモを受け取りました。すべてその通りにしています。
天井と壁は白、床は暗い色、線路の路盤はやや明るいグレイ、鉄橋は目立たぬ色(赤、緑系はダメ)、信号橋は汚れた銀など、細かい指定があります。
ガラス棚の奥の壁も、明るいグレイが指定でした。レイルは暗い錆色とあります。そろそろ塗り始めます。
問題は転車台の回転橋です。どんな色が良いのか、悩みます。
3. Posted by skt   2019年10月29日 01:09
土屋氏はデザイン又は映像や舞台表現に関係のあるお仕事をされていたのでしょうか?そこまで周到に色彩計画をされているというのは相当の知識経験がおありだったのかと。
赤、緑系は彩度&明度が高くなりやすいという事で避けられたのでしょう。光の三原色で考えれば残るは青系ということになりますが、この場合、色の三原色から彩度を抑えた黄〜オレンジ、つまり土や錆の色も選択肢の一つですね。すでに彩色された白、及びグレーが暖色系か寒色系かにも左右されるかと思います。
ここまでくると、鑑賞者の位置や視角、動線などの計画などもなされているのではと想像します。
4. Posted by dda40x   2019年10月29日 08:21
土屋氏は超一流のデザイナでした。2014年09月03日からの記事をご覧ください。
自動車、鉄道、航空機の内外装を扱い、世界的に活躍されていた方です。舞台芸術にも詳しく、今回の博物館構想が始まったときから、モノの見せ方についての考え方を聞かせて戴きました。
完全ではないにせよ、彼が示した方向に沿って動いています。日本にはディスプレイ・レイアウトという概念がありませんでした。その初の例となるべく進めています。
5. Posted by 千葉の藤井   2019年10月31日 06:15
土屋様のコンセプトで行くと、転車台の回転橋の色は目立たない汚れた銀色もしくは、これまで使った床に使ったグレーの中で最も暗いグレーはいかがでしょうか?
また、ピットはグレイでしょうか?

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