2019年09月15日

ウォームを外す

gear removing 手伝いに来て下さるクラブ員に聞かれた。
「このモータが安くて強力なので使いたいが、ウォームが外れない。どうしたら外れるものだろうか。」

 最近話題になっているモータであるが、ウォームが固着していて、そう簡単には取れないらしい。今野氏の話を思い出した。ウォームを掴んで旋盤で廻せばよいのだ。

gear removing2 早速、術式を真似してコレットでつかんだ。9 mmのコレットがぴったりだ。深く掴んで、高速で廻し、突っ切りの先を変形させたバイトで削った。コレットは心が出ているので、モータは微動もしない。

gear removing3 軸の手前まで削って、虫眼鏡で見ながら軸に触る寸前までバイトを進めると、ぽろりと取れる。



 後は万力にウォームを銜えて、糸鋸で平行に二回切る。軸に傷を付けないように気を付けて、軸の近くを平行に切るのだ。ペンチで挟んで捻れば取れる。簡単である。
 時間にして5分足らずである。見ている間に出来たので、依頼者はとても喜んだ。読者の皆さんもお試しになると良い。

コメント一覧

1. Posted by Tavata   2019年09月15日 11:16
なるほどです。
私の場合、良いやり方ではないのを承知の上で次のようにしてウォームやフライホイールを外しました。

1. 軸とモータを濡れた布(綿生地)でくるむ
2. ラジオペンチで軸を布ごとつかむ
3. 軸径と同じ幅のスリットを入れたアルミ板をウォームとラジオペンチの間に挟む(放熱と遮熱盾)
4. ウォームをガスバーナーであぶる

もちろん、布の水は沸騰してシューシュー音を立てますが、モータ軸は100℃以下なので絶縁体は何とか持ちます。
また、軸は鉄、ウォームは銅合金がほとんどですから、線膨張係数の違いで填め合いが緩みます。
2. Posted by コン   2019年09月15日 19:22
 この方法は、自分が考えたのではなく、前田昌弘氏からの受け売りです。氏は、エスキャップのギヤを外したくてウォームを旋盤のチャックに銜えて旋削されたと聞いています。エスキャップのウォームは焼きの入った鋼で大変苦労されたと聞きました。
3. Posted by dda40x   2019年09月16日 06:52
コメントありがとうございます。
今回は軸の露出部が短く、加熱方式はとても無理でした。
前田さんのアイデアでしたか。焼きが入っていると砥石ディスクで削るしかなく、難しいでしょうね。超硬で削ることは避けたいものですし。

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 
Recent Comments
Archives
Recent TrackBacks
Categories
  • ライブドアブログ