2019年08月28日

片持ち式ロンビック

 中澤氏の片軸の支持方式が話題を呼んでいる。いくつか問い合わせを戴いた。

 筆者の作例は、ひたすら頑丈さを求めている。角棒を支持板にネジ留めし、それに角棒を曲げたものをハンダ付けし、ステンレス軸の細いところを押さえている。たまたまこの軸はテーパを付けているので、細い部分を保持すれば、摩擦は少ない。ほんのちょっとモリブデン・グリースを付ければ、全く摩擦を感じないほど滑らかである。ステンレス軸を高精度の旋盤で挽いたものとブラスとの組合せは、下手なボールベアリングに勝るとも劣らない。
 ほんの少し、ガタを付けてハンダ付けし、軽く押しつけてガタを減らした。

 中澤氏は洋白板を曲げて作られた。あとで、微妙な曲げによって高さ調整、ガタ調整をされているようだ。

 電車のような2台車の車輛は、ボルスタが傾いても構わない。お互いに相手の台車に載っているので転ばないからだ。中澤氏は台車ごとに完結させて、それを車体全体の等角逆捻りメカニズムと連動させるおつもりのようだ。伊藤剛氏はその方式で電車を作られている。


コメント一覧

1. Posted by Tavata   2019年08月30日 08:57
色々考えて疑問が出てきました。
ボギー台車の場合、「ボルスタは傾いても良い」ではなく、「前後方向のみスムースに傾くのが理想」ではないか?という疑問です。

というのは、ガタがないロンビック台車(車軸中間支点つき)の場合、ボルスタが左右台車枠の中立面になりますが、前後の台車のボルスタは同じ平面上にはなりません。
その前後ボルスタ同士をロンビックにすると、ロール(車体ねじれ)方向は中立面を作れますが、ボルスタの前後傾き(の差分)は、車体をへの字(ないしはVの字)に曲げる(船で言うところのホギング、サギング)だけになり、イコライザの回転には寄与せず、したがって車体の姿勢に関与しないと思います。

このように考えると、ボルスタの前後傾きを制限せず、ロール方向のガタのみを最小化するのが良いのではないかと考えます。
別の見方をすれば、ボギー車の車体側イコライザでのボルスタの役割は、ロンビック2軸車の車軸と同じであり、前後回転方向はフリーであるべきと思えます。

「回転は滑らかに」「それ以外のガタは最小に」という原則を大切に工作されているので、ボルスタを傾かなくすると、かえって車体曲げ方向に力が加わってしまうと感じた次第です。
2. Posted by dda40x   2019年08月30日 09:48
Tavata様
 その通りなのです。
 伊藤剛氏の電車は、ロンビック懸架の台車をさらにフカひれにしています。台車ボルスタには車体が前後に倒れやすいようにエッジ(嶺)が付いています。
 そうなると台車のロンビックは徒労に過ぎないことになります。故人に聞くわけには参りませんが、おそらく剛氏もそれに気づいたと思います。

 この件については、コン氏からも問題提起がなされ、改めて論じようと思って居ましたが、鋭いTavata様の目に留まってしまいました。
3. Posted by きんぎょ/中澤   2019年08月30日 10:29
今、HOサイズでロンビック台車+横・長手釣合梁の車体側もロンビックにした小型電車を作っています。台車ボルスタと車体側ボルスタ・ロンビックの横釣合梁の繋ぎ・センターピンは回転させるため2〜3mmのパイプにしていますが、横方向はともかくとして、前後方向の傾きを押さえるのは難しく嫌でも傾きます。伝動台車の場合、傾かないと粘着力も出ませんし、ピン位置は車軸より低くするようにしています。台車をロンビックにする最大の目的は集電効率の向上です。HO小型車両の場合、車体側ロンビックは苦労の割には効果がどうなのかなぁ?という感じもしています。

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