2019年06月12日

筆者を取り巻く環境

 多くの友人、知人から、忠告、諫言を戴いている。
 どうしてこんな論争を始めるのか、いい加減にしないとブログの読者が減るぞとか、博物館の来訪者が減るぞ、というようなものが多い。

 このブログにはアフィリエイト広告は付けていない。読者が減っても全く構わないのだ。むしろ、こういう論争で読まなくなる方は、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いという客観性のない方だろうから、構わない。他所にない記事なら、読み続ける。評価が下がるぞ、とも言われたが、このブログはそういう評価とは無縁のところにあるはずだ。むしろアクセス数は以前より3倍ほどに増えているのが、興味深い。

 博物館についても、様々なご心配を戴いている。ただでさえ、手の故障で遅れていて、金利がかさむだろうなどと言われているが、建物、底地は現金で購入したから、僅かな固定資産税と電気代を払えば、運営できる。最近のLED化と高性能エアコンで、維持費は極端に安い。エアコンは除湿目的で24時間稼働だが、建物の断熱性が高いので助かる。当博物館は営利目的でないので、たとえ入場者ゼロでも問題ない。
 仕事はやめても、所得税を少し払うくらいの収入はあるので、もし赤字になれば納税額が減るだけのことだ。もともと国内の見学者は、あまりあてにしていない。アメリカからの見学希望者は多い。彼らを連れて、国内ツアを企画せねばならない。

 さて、筆者の方針として、「旗幟(きし)を鮮明にする」というのがある。ほとんどの日本人が不得意とするところだろう。筆者にとってはどうでも良いHO関連のゲージ論に顔を突っ込んだのは、黙っていられないところがあったからだ。
 この趣味を健全なものにしたい。不当な公報活動によって、物を知らない若年者層が洗脳されるのを防ぎたいという気持ちの表れだ。そうしないと、ただでさえ先細りなのに、ますます衰退してしまう。
 よくぞ言ってくれた、という激励をたくさん戴いている。筆者は知らなかったが、例の文はかねてより腹に据えかねた、という人が多かったらしい。

 2月にこのブログで規格に関する記事が始まってから、アクセスが極端に増えた。皆さんの興味が高まったのだ。
 規格制定についてのチャンスかも知れない。これについて、あるブログで重要な提言があった。お読みになると良い。

コメント一覧

1. Posted by 埼玉の田舎の読者   2019年06月12日 10:52
「どうしてこんな論争を始めるのか、いい加減にしないとブログの読者が減るぞとか、博物館の来訪者が減るぞ」とのコメントが多いそうですが、60年もの間HOという言葉を使ってきた者としては、この問題は決着を付けてもらいたものです。
2. Posted by ひでやん   2019年06月13日 14:22
5 16番の議論は楽しく、読ませてもらっています。オーストラリアの鉄道模型専門店の質問コーナーでOOとHOの違いについて説明されているようです。
HOは縮尺ではなく線路幅です。メーカーが互換性のために16.5ミリを採用と明記されております。長いですが原文をコピーします。

What is the difference between OO and HO?
Nothing as far as the gauge of the track is concerned, i.e. gauge refers to the distance apart of the rails and not the scale size. HO and OO gauge is 16.5mm between the rails.
Scale is a different matter altogether, OO scale is 1/76th of true size or 76 times the model length equals one life size item. Another way of referring to OO scale is 4mm to the foot. i.e. 4mm on the model equals a foot in real life so therefore a six foot tall person in model size is 6 times 4mm or 24mm tall. Funny that two different measuring systems are utilized but that’s the way it goes.
HO on the other hand is 1/87th of true size or 3.5mm to the foot. i.e. that six foot person is now 6 times 3.5mm or 21mm tall.
How come two different scales use the same track I hear you say?
The 2 scales are so close that many years ago the manufacturers opted for one gauge for compatibility.
Just as an aside, at standard gauge of 4’ 8 ½” HO scale is more correct being 4.71 times 3.5mm equalling 16.49mm.
OO is actually undersize and strictly speaking should be 4.71 times 4mm equalling 18.84mm.
This actual discrepancy is catered for by people modelling in EM or P4 gauge.
Most often OO scale is off

Branchline Hobby Shop
3. Posted by O・K   2019年06月13日 14:42
["いわゆる"ゲージ論]、"いわゆる"がつくのは、最初から結論ありきで、暴言を交え圧力をかけてくる一派が目立つせいです。
論争は対等の立場で争われておりません。攻防がはっきりしています。
防衛側も規格の事について考えねばならないのでしょうけど、規格論を吹き飛ばす勢いで名称論、そして規格の正邪を繰り返して場を支配したがる人がいます。

個人がひとつの規格を選ぶ事に何の制約もありません。個人的には正しい規格があるのです。
そこから「世の中には存在が許されない規格がある」というお節介に飛躍するのが["いわゆる"ゲージ論]の特徴です。
井門氏個人が参加せずとも、「間違いです」と断言したことが強い煽りとなった事は間違いないでしょう。
宣伝と疑われても仕方がない。それも「他社の飲料は毒入り」レベルの酷い宣伝です。

個人的な選択と、規格の否定は全く別次元の事柄の筈です。
飛躍を許したのは何か。
彼らの「正義」だと思います。
身勝手な攻撃が止む事はないでしょうが、独り善がりな「正義」だけは、釘を差して否定しておかないと、彼らのHOをも失う事につながりかねません。
4. Posted by O・K   2019年06月13日 14:56
"いわゆる"ゲージ論者の、加害者としての言い分も分析する必要があります。
端的に言えば、模型のゲージが実物のスケールダウンにより近い方が、模型として全て優れているという主張です。

さっと考えただけでも、12mmはNゲージにあと3mmと近寄る分だけ、物理的な制約もNゲージ寄りになるのではないか?と思います。
外観優先のため走行は配慮が前提だと割り切っているのでは?と指摘しますと、HOゲージと比べ何ら遜色はないと口々に否定してきます。
ゆるーいHOゲージと厳しい12mm、そういう関係性が成り立てば互いに充分ではないかと思うのですが、全てにおいて12mmが圧倒すると堅く信じている。
訳が判りません。実験してくれと思います。その様な人物が["いわゆる"ゲージ論]をリードしています。

同じ勾配と半径、車両も条件を揃え、それぞれが推奨する車輪形状で、無動力で転がした場合の比較をしてみたいものです。
あまり時間的余裕はないですが、JAMは絶好の場だと思います。

["いわゆる"ゲージ論者]に言わせると12mmは全てにおいて優れているのだが、ただ旧弊にしがみつく業界と固陋な一部のファンが市場を支配し続けているのだ、そうです。
それを破壊する事は正義であり非難される謂れはない。生産に続いて出版まで押さえた今となっては、勝敗は既に決したと言います。

彼らの言う正義の暴走を防がないと、本当に、大変な事になると思います。
[名称論]では[”いわゆる”ゲージ論者]の正当性の主張には重大な嫌疑がある。ここで[規格の是非の論争]にも踏み込めないでしょうか。

彼らの偏った正義を正す事は、選択の自由を取り戻す事です。
7. Posted by DS   2019年06月13日 20:53
正直なところ名称のことよりも「規格の確定」に関心があります。

名称云々を語ったところで肝心の規格が決まっていなかったり提示されていなかったら話になりません。
そもそも、その名称は何の事を指しているのですか?となってしまいます。

物事を定義せずに話を始めてしまっているところが問題です。
定義するつもりで名称を定めることにばかり興味が向いている人がいるような気がします。
これが今展開されている「いわゆるゲージ論」の問題点だと思います。

それとは別に鉄道模型以外の趣味でも大手企業が製品を供給している場合に起こりがちな問題も絡んでくるように思います。
大手企業にありがちな態度として、自社製品だけを買っておけばよいのだと言わんばかりの囲い込みの姿勢をひしひしと感じます。

この場合、規格を提示してしまうと、パーツなど個人ユーザーが自由に選択して遊ぶ手段を他社(他者)が提供できることを嫌う傾向があります。
規格を提示して自由で広がりのある環境を作ると自社製品が売れなくなるとでも思っているのでしょう。

インフラ製品を供給できる大手企業が規格の確定や提示に消極的で、非協力的にならないか心配でなりません。
そういう点ではモデルイモンは部分的とはいえ数値を示しているので好感を持っていますが、なかなか全てが上手くはいかないものですね。

規格を定めて周知させることは本当に大事なことです。
名称論だけで足踏みしているのは馬鹿げています。
8. Posted by Tavata   2019年06月13日 21:35
>>2
すいません、老婆心ながら論旨について整理させてください。

このWebsiteですね。
https://www.branchline.com.au/faq#what-is-the-difference-between-oo-and-ho
ここにはスケール論が色々あるので読むと面白いですね。

さて、引用された範囲ですが
Nothing as far as the gauge of the track is concerned, i.e. gauge refers to the distance apart of the rails and not the scale size. HO and OO gauge is 16.5mm between the rails.
つまり「軌間は縮尺として考えない。HOゲージもOOゲージも軌間は16.5mm」とし、
Scale is a different matter altogether
つまり、「スケールは全く持って別問題」として
OOスケールは1/76、4mmスケール、HOスケールは1/87、3.5mmスケールと論じています。
さらに、
「The 2 scales are so close that many years ago the manufacturers opted for one gauge for compatibility.」として、昔、互換性のために製造業者が一つの軌間に決めたとしています。

その上で、「at standard gauge of 4’ 8 ½” HO scale is more correct being 4.71 times 3.5mm equalling 16.49mm.」つまり、スタンダードゲージではHOスケールの方がより実物軌間に即していると論じていますね。そしてEMゲージやP4ゲージのことを述べています。

纏めると以下の三点だと思います。
・軌間と縮尺は無関係で
 HOゲージもOOゲージも互換性のために軌間は16.5mmとして決めた
・OOスケールは1/76 4mmスケール、
 HOスケールは1/87、3.5mmスケール
・HOスケールの方が実物の標準軌の軌間により即している

この論説では、軌間(ゲージ)と縮尺(スケール)を切り離して考えているところが味噌だと思います。
9. Posted by 01175   2019年06月14日 00:03
 海外で「日本のHO」について記したものがないか探したところ、ドイツの一大観光資源となっているハンブルクの巨大レイアウトのHPの中に日本のHOは1/80という記述がありました。

https://www.miniatur-wunderland.de/wunderland-entdecken/technik/sonstiges/tipps-tricks/modellbahn/spur-h0/

  「呼称を付された大きさ」であるところのHOと「縮尺」であるところの1/87, 1/80,1/76を体系化した解説になっています。

  この件に関わるドイツ語のWikiを参照したところ、わかりやすい表があったので併せて御知らせしておきます。

https://de.wikipedia.org/wiki/Ma%C3%9Fst%C3%A4be_der_Modelleisenbahn

 イギリス型鉄道模型のサイズ表記がOOではなくHO/OOとなっているケースが多くあることに最近になって気づいたのですが、この表にあるような解釈に基づいた標記なのかもしれません。

  なお、件の巨大レイアウトですが2012年12月5日に入場者数が1000万を突破し、2016年12月2日に1500万に達したという記事がありました。年間の入館者数は125万くらいですが、それぞれ100万くらいの鉄道博物館と京都鉄道博物館を凌ぐ数字です。
10. Posted by Tavata   2019年06月14日 17:26
>>9
ドイツのサイト読みました。
どちらも日本の実物がサブロクであることを言及していませんね。
(知らない可能性もあります)

なお、梅小路でドイツ人に
「メーターゲージだよね?」と聞かれたことがあります。
その後、「ハルツと同じぐらいだけど、日本の方が動輪が大きいね」と言われて、良い寸法感覚を持ってるなぁと思いました笑

そんなこともあり、HO1067はH0m互換と堂々と言って良いのでは?と思います。
もちろん模型としての規格、互換性を担保した上の話です。
11. Posted by たづ   2019年06月14日 23:52
>9.
同じ内容の英語版もありました。
https://www.miniatur-wunderland.com/discover-wunderland/technologies/others/hints-tricks/model-trains/gauge-h0/
その博物館が、日本の在来線軌間について把握しているのかいないのかはわからずじまいですが。
12. Posted by 01175   2019年06月15日 10:52
>10,11
 サブロクを把握しているかどうかというより、全体の縮尺と軌間の縮尺の乖離はどうするのかという御指摘であるかと思います。それはHOという呼称の範疇の埒外の問題であるか、あるいは、それを問題視しないで済むようにするための呼称がHOなのかもしれません。

 先のBemoのHOバージョンの例のみならず、Electrotren、Ibertren、RocoそしてLima等がHO 16.5mmとして出しているRenfe(スペイン国鉄、1668mm軌間)の車輛とか東独時代のM+LがHOで売っていた帝政ロシア鉄道の0-8-0蒸機(1520mm軌間)など、模型化にあたって「改軌」され、全体と軌間の縮尺が乖離してしまった例がかなりあります。この乖離に対してHOという標記に加え、何かの手当をした事例は確認できません。

 HOと同じものとみられる「16番」でも、例えば、サブロクの国鉄、京王、京急のそれぞれに応じた縮尺乖離を標記する配慮は無かったようです。

 このような乖離は「HOは1/87」と言い切ってしまうと問題ですが、「1/87近傍のサイズで作ってとにかく16.5ミリに載せる」という意味をHOに込めて、緩衝しているように見えます。如何でしょうか。

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