2019年06月06日

孫の買い物

 偶然とは面白いもので、筆者が孫への買い物の記事を書いて、親しい友人に感想を求めたら、同時に彼も買い物の創作記事を書いて送ってくれていた。お互いに全く独立で、影響は受けていない。受信箱を開けて、双方とも非常に驚いた。
 ただし、方向だけが違っていた。紹介する。筆者が気にしている外国からの視点である。

孫「トウキョウ・オリンピックを見に日本へ行くんだ。おじいちゃん、御土産に日本の鉄道模型を買ってきてあげよう」

(筆者注:この段階で話のオチは見えてしまうのだが…)


祖父「それは楽しみだ! ワシのはHOだぞ(両手の指をコの字にして)これ位のだ。日本ではまだまだ高級なブラス製がある。それと日本はNが多いから間違えないでくれ」

――そして来日した孫はオリンピック観戦を終え、御土産を買いに鉄道模型店に立ち寄りました。TenshodoやKATOに行けば、何ら問題は無かったのですが…。

孫「Brass製の日本のsteam locomotiveが欲しい、HOだ」

店員「ここに並んでいるのが、日本型のSLでどれも真鍮製です。線路の幅は判りますか?」

孫「さぁ、知らないな。でも(両手の指をコの字にして)大体これ位の大きさだった。Nじゃない、HOだって言ってた」

店員(?外国の方がHOと言うのは、16.5 mmのことか?それとも縮尺がHOなのか?)

孫「あ、ここにHOって書いてある。うん、大体同じ大きさだ。…隣の“J”って何だ?どれも真っ黒で大きさも似てるけど…。でもHOなら間違いないな」

――孫はブラス製の機関車を手に、おじいちゃんの喜ぶ顔を思い浮かべながら帰国しました。

孫「おじいちゃん帰ったよ。見てよほら、日本の蒸気機関車だよ、ちゃんとHOを買ってきたよ。驚いたよ、2千ドルもしたんだ」

祖父「それは嬉しい。これこれ、このブラスのズッシリとした・・・何だか小さくないか?」

孫「Nじゃないよ、ほら箱にもHOって書いてあるよ」

祖父「車輪が狭くてレールから落ちるぞ、わしのHOレイアウトを走らないじゃないか!!」

――その後はご想像どおり、訴訟へと発展していきましたとさ。

――車体の裏に“Made in China”と彫られていなかっただけ、東アジア情勢を悪化させずに済んだのが幸いでした。




コメント一覧

3. Posted by Tavata   2019年06月07日 01:36
このストーリーの本質は、お孫さんが訪れた「某鉄道模型店」で"HO"と互換する模型(コン氏やゆうえん氏の言う"16番")に"HO"ではない独自のアルファベット"J"を付けており、店頭に日本型の"HO"が置かれていないことを問題視したいのだと思います。(新幹線ぐらいはあるかも)

この"J"という表現は、あまり市民権を得ていないと思うので、会話で「ジェーの模型」と言って分かる人はほとんど居ないでしょう。「Joe (Works)の模型」(つまり12mm)と真逆に誤解されるかもしれません笑

16番(HO互換)とHO1067(HOm互換)
という程度の表記なら海外にも誤解がないかと思います。
私自身は12mmはHOn42か、せめてHOn1067で良いと思うのですが、ナローではないと思う方もいて、ややこしいです。

なお、"HO"と16番の言葉の使い分けは世代の差ではないでしょうか?
私は、話す相手(年齢層)によって、両方を使い分けています。
初対面の人には、まず無難な「16番」で話しますが、若い世代(特にステンレス電車好きの人)には「16番」では通じないことも多いです。

何度も繰り返してしまいますが、言葉の意味は時代と場所で簡単に変わりますので、この"HO"は「現代日本」での意味と断っておきます
4. Posted by YUNO   2019年06月07日 10:10
言葉の意味が時代の流れで変わっていくのは仕方のないことですし、場所や相手によって使い分けるのも現実的な選択ではありますが、それでは不便だから統一しようというのが規格を作る目的であり、ゲージ論の発端の一つではないでしょうか。

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