2019年05月19日

Empirebuilder氏からの最終意見

 今回のやりとりで、いろいろなことを知ることができました。最新のNMRA規格をベースに説明してきましたが、そもそも規格すら知らない方が多いことに驚きました。規格がないと思っている方もいるようです。それだけ規格が浸透している、と思えば良いかもしれませんが、現状は、声の大きい人の言葉が規格のようになっているようです。

 私は規格通りにやってきました。現今の規格外れの製品を買うこともなく、部品も中古で入手できるなど、問題には直面していません。ただ、1/80HOではありません」との主張が、根拠もなく流布され、信じる人が出てきたことに違和感があります。何を言いたいのか、最初はわかりませんでした。私には直接の利害関係はありませんが、他者を否定する必要はないはずです。その怒りが今回のコメントの始まりとなりました。

 さて、規格についてまとめてみます。NMRANEMは乱立する規格をできるだけまとめて、互換性を担保するために作られました。それゆえ、各社の製品でも、規格通りならばいっしょに楽しめます。規格がないと思っている方は、ただ規格を知らないだけ、と言えます。通常米国の雑誌の製品の紹介では、規格に合っているか書かれています。一番重要なことは、規格品は価格が安いことです。これだけでも規格を重要視する価値があります。
 何度か説明しましたが、規格は車輪、線路、車輌限界が最も重要と考えています。縮尺については、車輌限界内であれば十分と考えます。最新のNMRA規格を参考にしたのはこの理由です。日本型の古典機などの縮尺は、その作者のセンスで決めればよいと考えます。規格で縛るのは野暮です。もともと鉄道模型は、スケール通りにはできないことを考えれば、スケールにあまりこだわる必要はなく、設計者のセンスのほうが重要と思います。規格は最小限がベストです。1/80Jスケールとよぶ方は、1/75で設計した古典機を何スケールと呼ぶのでしょうか。スケール通りに鉄道模型ができればノーベル賞ものです。最近はスケール重視が言われていますが、フログ上を車輪が落ち込むことなく、スムーズに走れることは、より大切です。NMRA規格の最初のページに書かれています。もう一つ言えば、国土の広い米国でもHO入門用はR450ですが、狭い日本でR750とはおかしくありませんか?

 一部で車輌限界と建築限界についての言及がありますが、今回の件では、建築限界は直接には無関係です。車輌限界は車輌の断面の寸法が示されます。線路が直線で平らであれば、

車輌限界=建築限界

ですが、曲線や勾配がある場合は建築限界が必要になります。ストラクチャーなしのレイアウトであれば複線間隔だけで済みますが、レイアウトにホーム、架線柱、トンネルなどがあれば建築限界が必要です。建築限界を設定するためには実物、スケールは無関係で、使用する曲線、車輌の種類とその構造について決めなくてはなりません。現実的には米国のオート・ラック、関節型機関車が建築限界測定車の役目を果たします。

                         <続く>



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