2019年03月24日

大陸横断鉄道?

 仕事があってアメリカに行った。その後、フロリダの友人を訪ねた。建設中のレイアウトを見せて貰いがてら、しばらく居候する予定であった。
 日程調整をしていたら、メイルが来て、
「友人がキャンセルした。興味があればクルーズに行かないか?大陸横断鉄道を見よう。全線を1日で見られるんだぞ。」
と言う。筆者はクルーズなどには縁がなく、どんなものか見当もつかなかったが、破格の価格らしいのでOKし、パスポートのコピーを送り、飛行機の切符を押さえた。
cruise ships 結局、友人宅には1泊させてもらっただけで、港に行った。大きな船が4隻も居て、その中の最大の船に乗った。
 排水量は8万トンだという。乗客は2100人、乗員は800人だそうだ。船は巨大で、先回見た空母よりはるかに大きい。中は11階建で、劇場、プール2つ、食堂5つ、バー4つ、カジノ、テニスコート、ヘリポートその他なんでもある。エレヴェータは客用だけで14本ある。船内を一周するだけで1日掛かりである。
 食事はピザから中華料理、フランス料理のフルコースまで何でもあり、殆どが運賃の中に含まれている。酒類は注文して後日清算である。

 驚いたのは水がいくらでも使えることである。昔の客船は、プールがあってもその水は海水であったそうだが、これは真水である。船内で、海水から水を作り出しているのである。蒸発凝縮をさせるのではなく、逆浸透という方法であって、前者の1/80のエネルギィで作れる。
 トイレは飛行機のような真空吸引型で、食堂、洗濯室の排水と同時に船内の浄化槽で生分解して放出するらしい。

 表題の大陸横断鉄道については、最初、全く意味が分からなかった。それは彼の謎かけであった。さて何であろうか。

コメント一覧

1. Posted by little yoshi   2019年03月24日 20:19
パナマ運河沿いのPanama Canal Railwayのことでしょうか?
2. Posted by たづ   2019年03月24日 21:11
ひょっとして、パナマ地峡の運河の横を走る鉄道のことでしょうか。
極く短いのですが、あそこもアメリカ大陸には違いないですし。

4. Posted by Tavata   2019年03月25日 21:17
このクルーズでは、そもそも海水でないところを航行したのではないでしょうか?笑
このサイズの船でもその区間を航行可能になったのは驚きです。
(だから一日で「大陸」横断鉄道が見られたのではないですか?)
3. Posted by Tavata   2019年03月26日 08:22
最近の船では、造水装置にはかなりの容量があります。客船では逆浸透膜法と同時にエンジン廃熱を使ったフラッシュ法(蒸留)も併用していると思います。

最近の客船は主船体に客室をほとんど作らず、上部構造にバルコニー付きの部屋を並べていますので、側面積が大きく、空母よりも見た目にとても大きく見えます。空母は大きな上部構造は発着艦の邪魔ですので極力小さく作ります。(一般に軍艦は、見つかりにくい、高速で走るなどの目的から可能な限り小さく作ろうとします)
客船は大きな側面積のために風にあおられやすくなり、コンピュータ制御のフィンスタビライザーで揺れを押さえていますから、昨日のノルウェーでの漂流事故では、制御が機能しないとあれだけ傾くことを示してしまいました。
真空式トイレも真水だからできることですし、真空方式なら汚水配管を細くして、さらに上に持ち上げる取り回しが可能なので、配管の引き回しが楽になります。
5. Posted by dda40x   2019年03月26日 11:23
Tavata様
コメントありがとうございます。
淡水区間というのがミソですね。

確かに大きな上部構造の為、風の抵抗は大きいみたいです。前の方のデッキに居るとものすごい風を感じます。
流線形の車のように、後ろの空気の渦を遠ざける工夫をしないと燃費が良くないと思いました。
今回は事故もなく帰ってきましたが、やはり多少怖くて、珍しく旅行保険に入りました。

水の件ですが、蒸発法も併用していると思います。減圧して比較的低温で飛ばしているはずです。

たづ様 little yoshi様
正解です。発表はもう少し待ってください。
7. Posted by 呉生れ   2019年03月27日 23:50
パナマ運河と並行して走る鉄道があれば、米大陸横断鉄道を全部眺められるということでしょうか?(パナマ「地峡」をひっかけたジョークということですよね)

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