2019年01月22日

続 長文のコメント到来

 ファイン化について、HOの世界でも同じようなことが起こっています。車輪の厚さがだんだん薄くなり、ファイン規格よりファイン化してきました。あるメーカーの人に、HO規格から外れた車輪をどうして作るのか聞いたことがありますが、
「問題があるのは承知しているが、客の要望なので仕方がない。」
と言っていました。
 私はNMRA規格の車輪をできるだけ選んで使用しています。規格外れの車輪で問題がないのか気になっていましたが、やはり問題になっているようです。問題は車輪がファイン化しているにもかかわらず、線路は旧態依然していることです。フレキシブルレールが16.5 mmではなく17 mmであることは何とかなっても、ポイントはNMRA規格外(ファインと逆方向)です。あるブログのコメントに、車輌と線路の相性があり脱線する場合がある、と書いてありましたが、線路と車輪の物理的関係に相性があるとは笑止千万です。現在発売されているファイン形状に似た車輪は、バックゲージが変わっていないことを付け加えておきます。

 フログの欠線部については、NMRAの線路の規格でも”キモ”と言える部分で、結果としてハンドスパイク以外に対策はないと感じたところです。HOにおいても問題は同じで、既製品のポイント通過時は落ち込み、音がします。脱線の原因となることも多々あります。自作してフログを規格通りにすると、落ち込みもほどんどなく滑らかに走行します。OもHOも同じですね。ただ広いフランジウェイが当たり前になっているためか、バックゲージが狭い車輪が見かけられ、ガードレールにぶつかることがあります。入線前の車輪チェックは必須です。薄い車輪を何とか通過させるために、既製品はフランジウェイを埋めています。何十万円もする超精密機関車がフランジの先端で走行するわけです。プラレールと同じです。私にはまったく妥協できないところです。脱線にもつながります。私のレイアウトでは、ハンドスパイクのポイントでの脱線はほぼゼロになりました。既製品のポイントも使っていますが、いいろいろ調整しても安心できません。余談ですが、自作のポイントをヨーロッパのハイフランジが問題なく通過したのには、驚きました。フランジウェイを埋めていない成果?です。 

 貴ブログは、私の知っている限りでは、唯一、線路と車輪の関係を正しく理解して書かれていると思います。実際にやってみて得た私なりの結論が、こちらで理論的に証明されています。車輌偏重の日本の鉄道模型の弊害が、線路についての無理解となっているようです。
 ”フランジウェイを狭くすると、走行性能に犠牲云々”とウィキペディアにありますが、私の場合狭くしたので問題がなくなりました。

               <おわり>  



コメント一覧

1. Posted by Tavata   2019年01月23日 16:48
「ヨーロッパのハイフランジが問題なく通過した」は驚きました。また、走らせるための規格がどの様に作られているかを示唆している気がしました。
結局は「走らせる」という目標に対して行動する必要性があるか、そしてそのためにイニシアチブをとる人がいるかだと感じます。
規格化のためには、どうすれば模型を上手く走らせられるかを理論立てて考える、それを規格として許容誤差を含めて検討する、それを制度として成文化する、メーカーを巻き込んで普及させる、この道筋全体を監督するという各プロセスがあると思います。
これをやり遂げるのはそれなりの労力がいります。
アメリカではクラブレイアウトでの運転という目標を共有したプロジェクトとなり、モチベーションを共有できるのではないでしょうか?
また、ヨーロッパHOは主要駅にメルクリンのレイアウトがあったり、クリスマス飾りに鉄道模型があることからも、メーカ側が「走らせる」を前面に押し出した販売をする都合上、各メーカの思惑が一致してメーカ主導で規格が進んだのではと推測します。
日本は、HOは輸出ベースで要求はアメリカ側にあり、Nは1社主導からの追従展開であり、自主的に規格化に迫られたメーカ、アマチュアは居なかったのかもしれません。
なお、模型に限らず、日本は規格化や制度化が下手な分、現場などの技術や努力で補っていることが多々ある気がしています。
2. Posted by dda40x   2019年01月25日 22:18
コメントありがとうございます。
おっしゃる通りで、走らせるための規格なのです。
眺めて楽しむ規格ではないのですね。

日本の模型界はそこのところの見極めがないのです。

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