2019年01月20日

長文のコメント到来

 時々コメントを戴くEmpirebuilder氏から、長文のコメントを4つに分けて戴いた。それを、二回に分けて掲載する。ハイライト部は筆者(dda40x)による。 


 正縮尺だ、ファインスケールだ、と唱えられる方の多くは、縮尺や軌間といった判りやすい数字だけをうんぬんされていて、車輪の厚さやバックゲージといった走らせるための基本に無頓着なのは残念です。一度でも自分でポイントをスパイクしてみれば判る事なのですが…。
 HOn3のレイアウトを全線ハンドスパイクで作ったことがありますが、線路と車輪をNMRAゲージに合わせて作れば脱線皆無で、なるほど模型を走らせている国の規格だな、と感心しました。それに比べるとHOn2-1/2は、Nゲージの車輪寸法がメーカー毎にバラバラなので苦労します。車体寸法の1/80と1/87の差以前に車輪寸法の差が大問題なのですがね。
 
 私はHOゲージャーですが、ファインスケールをNMRA規格で知りました。よりスケールに近く、スタンダードと比べると実物に近く見えました。ただあまりに繊細で、見かけはいいのですが、採用を躊躇しました。その後、proto がさらにスケールを意識して出てきましたが、ファインを採用した模型を見かけることがない状態で、proto は鉄道模型としては居直りのように感じました。もはや鉄道模型ではなく博物館模型ですね。モーターを搭載してますけど。
 そのためか、写真で見ると実物と間違えます。またいずれの作例も、ディテール付きの線路上に車輌が置いてありました。したがって、私の理解ではファインは「縮尺に近い」という意味です。 

 12 mmが出てきたときファインスケールを名乗っていましたが、ファインスケールと名乗っていながら、レールはメーターゲージ、TT用を流用すると書かれており、NMRA規格のファインスケールの定義からすると、”新幹線車輌を作ってとりあえず京急の線路上を走らせること”と同じレベルと思いました。ただ1/87 だからファインと名乗ったようですね。NMRAの規格を知らなかったのでしょうか。同じ用語を違う意味で使われると混乱します。レールメーカーの社長が、
「『12 mmの線路を作れ』と言われるが規格が、出てこない」
と言って困惑していました。さすがにこの社長は規格を理解しているな、と感心しました。12 mmが12.5 mmにしなかった理由が線路の流用にあるとしたら、ファインをどういう意味で使ったのでしょうか。 


コメント一覧

1. Posted by 森井 義博   2019年01月22日 21:13
ここで議論されている「ファインスケール」の正確な定義は存じませんが、NMRAのTN-1.1.2に、Tech Notes -Proto and Fine Scalesというのがあって、NMRAの考えるFine Scalesの記載があります。
これを見ると、Fine:HOやFine:HOn3の車輪厚の最小値が2.2mm、Fine:TTの車輪厚の最小値が1.8mmで、さほど厳密なスケールを求めていないと思います。(そもそも、NMRAには、HOn3-1/2の規格は存在しません)
日本の1/87 12mmの車輪厚は2mmが大半なので、Fineと言えるレベルと思います。
(尤も、日本の1/80 16.5mmの線路幅と縮尺の乖離に比べて、1/87 12mmは、誤差が少ないので、商業上の都合でファインスケールと称したということも考えられます)
「レールメーカーの社長」とは、篠原さんだと思いますが、同社のポイントが、13mmゲージを含め、車輪厚2mmを全く考慮していない(脱線ばかりする)のは、輪軸の規格を理解せずに線路を作っていたとしか思えません。(13mmゲージに線路の規格はありませんし、1/87 12mmも当初は線路の規格が無かったのは事実ですが)
日本の1/87 12mmでTTを流用したのは、先行する、HOn2-1/2でNゲージを、HOmや海外のHOn3-1/2ででTTゲージを流用したのに準じたものと思われます。
日本型HOn3-1/2を最初に推進した乗工社は、フェロースイスのHOm車輛を製造していたことも大きく関係すると思います。
日本の12mmゲージの車輪のフランジを見ると、レール側面に対し、7°という急な角度になっているのは、ヨーロッパの設計の流れであると思います。
余談ですが、新幹線の線路を阪急電車が営業運転で走ったことはあります。
2. Posted by 須々木 U太   2019年01月23日 14:44
30年近く前に篠原さんとHOn3ポイントのバックゲージやフランジウェイ寸法について話したことがあります。篠原さん曰く「アメリカにはHOの車輪を改軌しただけの分厚いフランジのHOn3車両がまだ沢山走っていて、それらが脱線しない寸法で作らないと商品にならないため、あえてNMRA規格から外れた寸法で作っている」との事。後日NWSLがHOn3で/64 tread という薄幅車輪を製品化した時には私のレイアウトがNMRAゲージを使ったハンドスパイクと聞いてサンプル提供の上ポイントの通過テストを依頼され、アメリカ市場は走行性能第一なんだなと感心した記憶もあります。(問題なく通過しました)
3. Posted by dda40x   2019年01月25日 22:23
コメントありがとうございます。
HOn3のフランジの件は、24 mm、13 mmゲージ発足ころの話と重なりますね。
末端の趣味者は自分で車輪を作らないので、規格の意味をなさないのです。

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 
Recent Comments
Archives
Recent TrackBacks
Categories
  • ライブドアブログ