2018年12月31日

続 活字金鋳造

 活字金は硬く、加工性が良い。フライスで削れるし、タップでネジも立つ。今野氏のブログにギヤボックスの蓋を鋳造で作られた件が紹介されている。うまい方法である。油が飛ぶから、ギヤボックスの底の部分には蓋が要るのだ。それを作るのは結構面倒だが、一つ作って型を取り、それを活字金で鋳物にすれば非常に良いものが簡単に大量にできる。採用したい。

 場合によっては、ギヤボックス全体を活字金で作っても問題ないだろう。そういう時には金型を作る方が良さそうだ。予熱しておかないと、最初のいくつかは失敗する可能性がある。冷えすぎるからだ。空気抜きの細孔もあると良いだろう。下手をすると押し湯で噴き出す可能性もあるから、理屈をよく考えて安全な構造の型を作るべきだ。

 人形とか、ストラクチュア関係の小物も活字金で作れば簡単だし、しかも丈夫である。シリコーン・ゴム型でも平気である。鉛では融解温度が高いので、壊れてしまう。3Dプリンタで原型を作ってゴム型を作り、それを活字金で複製するわけだ。かなり簡単にできそうである。
 今まで、活字金は比較的高価であった。しかし最近は値崩れしているから、いくらでも使える。この活字金の利用法をもっと考えるべきだ。

コメント一覧

1. Posted by たづ   2019年01月01日 18:09
印刷物が活版でなくなってから活字金が値崩れするまでが不思議なタイムラグはありましたが、これで一気にHOより上のサイズの模型の質が上がりそうな気がします。
雑誌編集部が外観重視から舵をどう切り直せるか、に依る部分はありますが。
2. Posted by dda40x   2019年01月03日 16:06
 確かに床下部品などを活字金で作ると素晴らしいものができます。鋳造温度が低いのと、押し湯が効くのでシリコーン・ゴム型はもちろんのこと、木型、べーライト型でも 何とかなります。

 今は少々忙しいので実際にはできませんが、暇になったらやってみて、紹介しようと思います。あるいは読者の皆さんでやってみてください。
 水よりはるかに重い流体に接することは日常生活では無いので、そこだけ気を付ければ簡単にできます。もう一つ室内ではやらないほうが良いでしょう。コンクリートの土間でやるのが安全です。

 いまだに鉛の毒性がどうのこうのという人がいますが、お気の毒な方です。深酒やタバコの方が寿命を縮めるでしょう。鉛は地表に普遍的に微量存在しています。
3. Posted by railtruck   2019年01月03日 18:20
TMS84号(1955年7月号)の角倉彬夫氏の「鋳物はやさしい」が参考になります。
石膏型と活字合金による鋳造法について、型の作り方から鋳造まで詳しく書かれています。押し湯や空気抜き、型の予熱などの説明にも抜かりはありません。
同記事は高級モデルノートに再録されています。
4. Posted by たづ   2019年01月03日 18:48
一部メーカーがホワイトメタル製品として台車を12mmゲージで、Nでは車体キットも発売しているようですが、あれはこの活字金とは別物なのでしょうね。
昔一度組みましたが、相当に柔らかかった覚えです。
固く、加工性の良い活字金そのものであれば、棒台枠の鋳造もありでしょうか。無論HO以上です。

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