2018年11月07日

続 all-door boxcar by Thrall

all-door boxcar ceiling 先回の写真の内、三つ目の車輛は、ドアを片方に寄せて荷役作業をしている時を表している。ドアが重なる様子を作った。

 この種の車輛は全スパンに亘って屋根の支えがない。即ち、屋根の剛性を確保するためにかなり努力している。H型断面の鋼材を入れて見たり、Iビームを付けたりしている。筆者がたまたま見たものには、トラスが入っていた。きっと他の構造もあるだろう。

 開いているドアは空中に浮いているので、ブラス板で作った。かなり重い。ドアを開けたまま走ることは禁止されているので、これは走らないディスプレイ・モデルである。連結器もケィディではない。

 積み荷は、レーザで切った物を売っていたので、貼り合わせて作った。ランダムに積んだ様子を表している。実際にこのようなバラ積みも見た。

 あれから40年以上経つ。この種の貨車は急速にその地位を失い、現在では博物館でしか見られない。積込みの方式が変化したのだ。今はセンタービーム・フラットカーを使う。これはドアがないので荷役作業が楽である。たった一人で積み込みができる。積み荷には簡単な雨よけが付いていて、車内に入れる必要がなくなったのである。 

コメント一覧

1. Posted by YUNO   2018年11月07日 12:03
荷役方法の変化は興味深い話ですね。
雨風に当たって困る物は有蓋車からコンテナ輸送になり、日本では車扱貨車は数えるほどしか残っていません。
コストや効率を追求するアメリカで、今でもハンプ式ヤードと雑多な貨車がたくさん現役なのが不思議ではあります。
2. Posted by 愛読者   2018年11月07日 21:19
この天井はすごいですね。トラスが入っている・・・。
構造を知ってその模型と作るというのは、素晴らしいことです。しかも実際に近くで荷役作業を見ていたというのは羨ましい限りです。
3. Posted by たづ   2018年11月08日 00:42
>コストや効率を追求するアメリカで、今でもハンプ式ヤードと雑多な貨車がたくさん現役なのが不思議

といいますが、飛び乗り突放など日本の貨物ヤードの流儀が非効率・危険だっただけの話でして。
宅配便トラックなどの中継基地の荷物の流れはまるきり貨物鉄道のヤード組成そのものです。ただダンボール単位で流れていくのですが。
4. Posted by dda40x   2018年11月13日 10:41
コメントありがとうございます。
確かに荷役方法は変化していきます。
しかし、いまだに工場の引き込み線で手作業で積んでいるところもあります。私が最後にこの貨車が働いているのを見たのは、1991年に東部のボストン郊外で、住宅会社の引込み線でです。
その住宅会社は窓を含め、すべての部材を自社生産していて、それをきっちり詰めて、顧客の近くまで運ぶようでした。その時天井の様子を観察しました。

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