2018年10月10日

御召し列車

お召し列車運転速度曲線 御召し列車の運転を任される機関士は、誰が見ても納得する人が選ばれるのだそうだ。結局のところ、そんな人は数多くはいないので、いつも同じ人が選ばれることが多いらしい。


 蟹江駅で被災したC57139は御召し列車に使われる機関車であった。ブレーキは多少効きにくいそうだ。わざとそうしてあるという話を聞いた。御召し列車では客車のブレーキは殆ど使わない。機関車のブレーキだけを使って止める。ショックが無いように、停止位置が所定の位置からずれないように、最深の注意を払って運転される。

 現在そのC57139は名古屋の金城埠頭にあるリニア・鉄道館にある。以前は千種駅北の旧国鉄の教習所であった中部鉄道学園にあった。名前が社員研修センターになってからもしばらくそこに置いてあった。聞くところによると、管理者側は持て余していたそうだ。

 以前はあまり感心しない状態であったが、現在は磨かれて置いてある。問題は、その保管場所が名古屋港内の0メートル地帯 低地にあることだ。潮風の問題(室内でも海塩の粒子は入り込む)と津波の問題がある。次の地震で押し寄せる津波は 5 mほどと予測されている。甚大な被害を受けるだろう可能性がある。こういうところに博物館を設置することにためらいがない、というのは理解できない。

<追記>
 ゼロメートル地帯ではないというご指摘を受けたので、表現を変えた。津波の予測高さは諸説あり、湾内であることを考えてもその程度はあると考えられる。現場に行って見た感じでは、設置場所の標高は低過ぎると感じている。
 津波は大きな潮位変化と考えれば、施設内各所にある排水溝から水が逆流することが想定されるが、果たしてそのようなことには対処されているのだろうか。
               2018年10月11日     

コメント一覧

1. Posted by たづ   2018年10月10日 20:32
博物館の開設当初から、ずっと気になってました。
なぜあそこにあるのだろう、と。
濃尾平野の奥でも0mに近い地域がままあります。収蔵車両を仮置きしていた美濃太田のほうが良かったような気もしますが。
3. Posted by Tavata   2018年10月10日 20:49
C57 139は室内展示なのでまだマシです。
軽便機関車ケ90なんぞ、屋外で潮風に吹きさらし屋根もない。
さらには、この機関車、カットモデルなのでボイラー内側など塗装補修で対応できる範囲も多寡が知れてる状態です。
文化財を保存する博物館として、この保存(?)は正気の沙汰とは思えません。
それに先頭車だけ、しかも前面しかアクセスできない展示方式の車両も「まあ見ていけ、取って置いてあるだけ有り難いだろ」という態度に見えて大変腹立だしいです。

極めつけはキュレーター!聞いても何も返ってこない!
たぶん会社からの出向で全くやる気がない人か、それともイベントの賑わせ役の綺麗なお姉さま方か・・・

もっとも、津波が来たら全てオジャンですので保存(?)車両に会社は全く価値を感じてないのでしょう。
4. Posted by dda40x   2018年10月10日 22:27
Tavata様
リニア・鉄道館はもともと博物館を名乗るつもりだったそうです。ところが学芸員がいないことにはそれが無理で、博物館を名乗ることをやめたのだそうです。今は居るようですね。
企業の博物館にはまともな人は居ないという説があります。経営側から見れば、そんな優秀な人を博物館ごとき?!に置くはずがないのだそうです。それは否定できないと思います。
5. Posted by dda40x   2018年10月10日 22:30
たづ様
JRは永久保存するつもりなどないのでしょう。Tavata氏のおっしゃるように見せてやるからありがたく(津波の来る前に) 見て置け、くらいの意識のようです。古いものを大切にしようとは考えているように見えませんね。
6. Posted by LOCKE   2018年10月10日 22:50
誰も書かれないので一応指摘を。

名古屋港の新しい埋め立て地は金城ふ頭を含めて0m地帯ではありません。

海抜3m以上で作られ津波や高潮の影響を受けない様に考慮されているそうです。

逆に埋め立て地以外の港区の大部分は記事の通り海抜0m地帯で津波や高潮で水に沈む地域です。
7. Posted by 中部O・OJ同好会   2018年10月14日 11:54
ちょっと誤解を解きます。
JR東海のリニア・鉄道館についてです。建設前から館長とお付き合いがありもは30系の展示品を作製にあたり参考資料として当方のHOカツミのキット組立品を提供させてもらっています。その関係もあり館長のお人柄実力は存じております。館に居られる方は各専門職で固めてあり、時代考証から専門的技術・知識に優れています。
博物館とするため動いていたのですが、訳のわからない人を入れなければ認められないため博物館の称号をあきらめたそうです。なお、出向社員ではなくJR東海の組織です。
変な答が返ってくるのは学芸員の方でしょう。専門官は各部門に一人くらいなので、とても会場では対応できないので入れたそうです。
場所については美濃太田にはそんなスペースもありませんし、交通の便は悪いので、私としては長久手の万博記念公園にすればよかったのかとは思います。実は名古屋市からの要請で現地になったとのことで館内は15mの津波は考えてはいないが、現在公表されている3mには対応済みだそうです。なお、とろくさい走り方をする3セクあおなみ線は、名古屋市が主の株主です。

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