2018年05月10日

レイルの清掃

track cleaning 自宅に複線エンドレスを作って、電車を走らせている先輩がいらっしゃる。線路の清掃を頻繁に行わないとよく走らないらしい。
 線路磨きは何が良いのかと問われたので、リモネンの線路磨き車を貸し出した。その後の連絡ではとても調子が良いとのことで、その車を複製することにしたらしい。中のローラはペンキ塗りの回転刷毛だと言うと、早速買ってきて試されたそうだ。
 リモネンは臭くないし、気分が良いと言う。それは良いのだが、どうして線路が汚れるかを考えるべきだ。

 博物館の線路は、ここ1年磨いたことが無い。しかし、機関車は全くつんのめることもなく、極めて調子よく走っている。メンテナンスの手間はゼロである。
 軸重が大きいとかいう人もいるが、根本的な違いがあることに気付いていない。

 歯車がコンシールドされているからである。全てギヤボックスの中にあり、全く油が飛び散らない。

 最近今野氏のブログのコメントにその話が出ていたが、一体何人の人がその差に気が付くのだろう。スクラッチ・ビルトの機関車を見せて貰うが、歯車が見えるものばかりだ。少し工夫するだけで油が飛ばず、潤滑が確実な模型を作ることができるはずだ。
 連続数時間の運転をすれば、歯車が丸坊主になってしまうような機構では残念だ。
「外観より機構」というのは、売れないスローガンなのだろうか。

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コメント一覧

1. Posted by ゆうえん・こうじ   2018年05月10日 09:31
線路の汚れの原因はddx40aさんがおっしゃるようなギアボックスからの飛び散る油に加えて、車輪と線路間の接触不良によるスパークでしょう。
ある程度走行スピードを上げれば、火花を出しながらでも模型は走るので、集電性能の良し悪しには無頓着な人は多いですよ。特にHO/16番の分散動力の電車などでは、一台の動力装置が一時的に集電不良になっても他の動力が回って押しているので、気が付かない人も多いように思います。集電軸を増やして、動力軸をイコライズさせて車輪と線路の密着性をあげれば集電性能は上がりますし、
編成で電気引通し線を設ければ、もちろんスパークしなくなりますが、そこまでやっている人はきわめて少ないです。またモーターの消費電流も少ない方がスパークによる汚れが減ります。古い機関車のオープンフレームの棒形モーターを、コアレスや新型の低消費電流のモーターに交換しただけで車輪が汚れなくなったというのはこれでしょう。
制御回路の大容量化よりモーターの低電力化を考えるべきだと思います。
ひとむかし前のNゲージでは、車両重量も軽くて集電不良が起きやすかったので、日本のメーカーもかなり集電対策していたようです。それでNゲージはメンテナンスが楽というイメージがありますが、最近の製品、特に大陸の隣国に丸投げでつくらせているようなものは、コスト優先なのか、走行性や耐久性には以前の製品ほど期待できないと思います。その点では、HOでもメルクリンやフライシュマンは走行性についてはブレないのですごいと思います。
2. Posted by たづ   2018年05月10日 18:45
しばらくいじっていなかったNのC56の動軸を観察したら、きちんとしたメーカーの場合、今は実物1400mm位(実寸9.3mm程度)までならば下側を塞ぐようです。モーターもコアレスにどんどん移行しているようです。
電車・気動車の模型で5mm台だと塞ぎきれないみたいですが(手持ちのは最終平ギヤが部分露出)、HO以上であればすべて塞げるはずです。逆になんのために露出させる構造を続けるのでしょう?
3. Posted by Tavata   2018年05月12日 06:46
私もdda40x氏、ゆうえん氏の両氏に同意です。
ただ、スケール毎にレールを汚す支配的な原因が異なるのではないか?と思いました。
dda40x氏の仰るようにOスケール以上ではオイル飛沫が支配的になるかもしれません。
根本的にオイルの量が多いこと、運転速度(スケールスピードではなく実際の移動速度)が大きいためギヤ表面からの遠心力が大きく、よりオイルが飛びやすいためです。
一方で、HO以下の小スケールでは浮き上がりによるスパークが支配的ではないかと思います。
そういう意味でギヤカバーは大スケールほど重要に思えます。
逆説的ですが、昔のカトーのNゲージ説明書では注油方法の解説があり、そのためにギヤをワザと露出させているような節がありました。(今はユーザー注油の記載自体が無くなっていたと記憶しています)
どのスケールでも、ギヤカバーが無いデメリットは確かですが、ある意味では設計思想の割り切りなのかもしれません。
4. Posted by YUNO   2018年05月13日 21:43
たまたま手元に修理中の古いNゲージがあります。
およそ40年に発売されたKATOのEF57なのですが、付属の説明書には「車両には油をささないで下さい」という注意書きがあります。なお動軸の大歯車はギヤボックス下面に露出しており密閉されていません。
注油の可否は時期により車種により変化していたように思います。ギヤや軸受けの材質なども関係あるのかも知れません。

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