2018年01月24日

終活

 就活かと思っていたら、終活という言葉があるそうで、少々驚いた。人生の終わりに近づくと、様々なものを整理する人もいるらしい。

 最近何人かの模型人が、工事中の博物館にいらして、
「うちに置いておくと、僕が死んだら捨てられてしまうから、事前にこちらに持ってきてよいか。」
とお聞きになる。お預かりするのは良いが、展示できるかどうかはやや難しい。ショウケースが足らない。3階が空いているので、それを展示スペイスにすれば何とかなるが、まだ先の話だ。内装工事やエアコン設置が必要である。場合によってはエレベータも必要だ。資金が要る。

 伊藤 剛氏は15年ほど前、面白いことをおっしゃった。
「そのうちに、鉄道模型は持ち主が死んだらどういう風に保存するかを考えねばならない日が来ます。宗教法人にするという手もありますよ。お寺が良いですな。
哲藻院 應迎寺 というのはどうですか。読み方?テツモイン オウゲイジですよ。
そういう宗教法人にして、お布施を戴いて永代供養するというのはどうでしょうな。」

 もちろん剛氏一流の冗談ではあるが、時が経つと現実味を増す。
 この博物館の建設が始まるときに、土屋巖氏は、
「いろいろな人が模型を持ってきて預かってくれという日が来るが、タダで受け取ってはいけないぞ。相応の保管料を貰って運営するのだ。」
とおっしゃった。その日が近づいてきたような気がする。

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コメント一覧

1. Posted by Tavata   2018年01月24日 21:14
那浪迎寺も欲しいですね(笑)
もっとも私は託される側の世代なので頑張らないと
3. Posted by きんぎょ/中澤   2018年01月24日 23:25
こちらの場合、東国十六番札所?で、もっぱらキットバッシングです。作った本人がいなくなったら、もう全部ゴミでしかないかと思っています。手を付けていないキットの箱のままでしたらともかく、普通のモデラーが組んだもの・組み掛けたものを、他所様にお引き受けいただくなんぞ考えないことにしました。遺されたものをいただいたこともありましたが、そう思いました。本人が楽しんで組み上げ・動かして来たのですから、もうそれで良いのです。DCCを使って20両ほどあれこれ扉の開閉など組み込みましたが、特にそういうものは組んだ本人以外では調整やら補修などは無理です。
4. Posted by dda40x   2018年01月25日 12:01
確かに、ギミック満載の車輛はなかなか難しい点が多いと思いますね。
ペーパ製の車輛とか、プラスティック製の車輛は長期間の走行とか保管は難しいでしょう。

そういう点では、祖父江氏の作った機関車群は、100年経っても価値が減ずることが無いと思います。
ブラス偏重というご意見もありますが、博物館というものの宿命であると感じています。

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