2017年10月02日

micro mill X-1 

 小型縦フライス盤にいわゆるX-1という機種がある。SIEG という上海の会社が作って、日米欧に輸出していた。最近は新型に代わったようだが、筆者の友人は、かなりの方が、この機種を持っている。モータ出力をスピンドルに伝えるギヤトレインの設計があまりにも拙い。ガラガラゴロゴロとやかましい。たまに歯が折れることもあるらしい。

gear train そもそもこんな所に歯車を使うのは間違いだ。旋盤でもフライスでも、こういうところには、ベルトを使うのが常識の筈だ。刃物がワークに喰い込んでしまった時に急停止する。その時、ベルトが滑るか、切れるかすれば安全である。歯車では止まらないから危険であるし、多分この材質では歯が折れてしまう。それを狙っているのかもしれないが、賢明な方法ではない。
 
 最近、知人から使わないX-1を無期限貸与された。博物館で使え、ということなのだ。やかましいので蓋を開けて驚いた。中学生の設計かと思ったほど、稚拙な設計である。
 筆者のフライスはもう一段大形のもので、それもギヤを捨ててベルト式に改造してある。友人の U氏の希望で、X-1用のベルトドライヴ改造キットをアメリカから取り寄せたことがあるので、それを再度取り寄せようとしたのだが、数年前に廃盤になっていた。再生産はないそうだ。アメリカではすでにX-1が市販されていないからだ。交換用歯車だけは売っている。しかも金属製の歯車も高価で売っている。これは買ってはいけない。歯が折れないから、かえって危険だ。

 昔ベルトドライヴの図面を描いて、打診したことがある。再生産にはある程度の数が必要である。仲間内で既に半分以上は捌けたが、それを見て欲しがる人もいるので、見切り発車した。デザインは少しシンプルになるが、3段変速で、最高回転数が今の2倍弱になる。細いエンドミルを折ることが減るだろう。上記リンクの写真よりも機能的な設計である。(この件の頒布は終了しました。)

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