2017年09月12日

続 Raton Pass

 シカゴから直接ロス・アンジェルスに向かう鉄道はSanta Feしかなかった時代がある。カンザスを経て、コロラドからニュー・メキシコに入る経路は、この峠を通るしかない。いわゆるサンタ・フェ・トレイル沿いである。 
 その間、トンネルはこの峠だけであるから、機関車の煙突は長くし放題であった。煙突を伸ばすと、通風が良くなり、効率が上がるらしい。トンネルに入るときだけ縮める方法が採られ、普段は1 m弱も伸ばしていた。サンタ・フェの近代型蒸気機関車は、概して背が高く、5 m以上ある。煙突を伸ばすと6 m近いわけだ。

Raton Pass トンネル全体はニュー・メキシコ州にある。北の出口から10 mほど行ったところが州境である。写真を撮るためにあちこち探したが、すべての道路は閉鎖されていた。


Raton Pass 仕方がないので、車で走りながら撮った写真がこれである。全く参考にならない。この区間の最急勾配は35‰で、本線としては、とんでもない勾配である。この線路上から高速道路をに向けて撮った動画が、下にある。
 昔の写真を見ると、補機をたくさんつけて押し上げている。50輌ほどの貨物列車に、ディーゼル電気機関車を中補機、後補機を入れて、総計10輌も付けているものがある。
 事実上、この Raton Pass は貨物の通過路線としての価値は、すでに失われたのであろう。YoutubeにAmtrak車内から撮った動画いくつかある。

コメント一覧

1. Posted by たづ   2017年09月12日 22:45
サンタフェのような煙突がタテ方向に運行中に伸び縮みというのは全くの予想外でした。
アメリカ型の流儀を汲んだ機関車のうち、ロシアのそれは煙突を固定式のまま車両限界一杯に長く伸ばしています。写真が祖父の蔵書(交友社刊「SL」の第1巻)にありました。
火を燃す機械としては原理的にそのほうがいいはずですが、むしろ同型機の煙突を切り詰めた中国機の方が(小さい限界に押し込んでるのですが)好ましい外観に思えたものです(同様にJNRのC56も国内組よりタイ転出車のほうが立派に見えます)。
2. Posted by ゆうえん・こうじ   2017年09月13日 13:34
サンタフェ鉄道の本線はトンネルがないので、煙突は高くし放題だっのですね。そのためか米国型の大型蒸機はともかく、中小型蒸機は日本型からみると、煙突やドームの背が高いのが日本の蒸機を見慣れた目には異様に思えます。
日本でリオグランデの3フィート蒸機がお好きな方が多いのも限界が小さいため、プロポーションが日本型に近いからではないかと思います。
米国型蒸機の模型を改造して日本型輸入古典機風にするときは、煙突の短縮と汽笛をドーム上から側面に移動することがポイントではないかと思っています。
3. Posted by dda40x   2017年09月15日 22:29
サンタ・フェ鉄道はかなり例外的です。ほとんどの鉄道にはトンネルがあります。NYCは低いトンネルがあるので、背が低く、それが魅力だという人もいます。ナイアガラなど砂箱がぺちゃんこで、煙突もほとんど見えないほど低くなっています。大きなボイラを載せたからです。
日本のC62もボイラが太くなったので、かなり煙突は短くなっています。同じ狭軌でも南アの機関車とはかなり違いますね。

形が良い、悪いというのは主観的な見解ですから、ここでは触れないことにしています。

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