2017年08月29日

帰国

 歳を取ってくると、外国に行くのがだんだん億劫になる。時差の調整が難しくなるからだ。今回のアメリカ行きでは3つの仕事があったが、うまく、ひとつながりに出来たので、時差の影響を最小限に出来た。
 レンタカーは3回借りて、合計1万キロ走ったことになる。テキサスの友人宅には1週間も居候し、あちこちのレイアウトを見て、楽しく過ごした。帰国直前にあった皆既日食も、日本からの来訪者を交えて、最も皆既食の長い場所(イリノイ州マリオン)に陣取り、堪能した。

prominence 皆既食は初めての経験であったので、いくつか面白い経験をした。まず、太陽からの輻射が極端に減ると、気温が、かなり低下する。食が始まってしばらくすると、太陽が半分くらいしか見えなくなる。今まで炎天下で焼けていた車の表面を触っても、気温ほどになり、熱くない。3/4ほどになると、車は冷たい。明け方に車を触ると冷たいのと同等の温度である。多少暗くなっても、人間の目にはあまり暗くなったとは感じないが、輻射は確実に減っているのだ。
corona 皆既食になった瞬間、星がいくつか見え、周りから大歓声が起きた。地平線が見えるような平らな場所だったので、周囲360度が黎明時のようになり、地面に沿った部分だけがわずかに明るかった。気温が急速に下がり、夜中のようであった。

 何らかの原因で日照が減ると、寒冷化する。過去の地球の歴史の中で、火山の爆発などで粉塵が多量に巻上げられた場合、その後の何年かは氷河期のようになる。現在温暖化しているのは太陽の活動が活発化しているのが原因で、二酸化炭素濃度とは関係がない。1億7千年ほど前には、二酸化炭素濃度は現在の2倍以上もあったことを示す化石が見つかっているが、当時の気温は現在よりはるかに低かったことが別の化石で証明されている。

 良識ある科学者はそれを主張しているが、政治家には科学者が少ないらしく、世界中で詐欺同然の二酸化炭素排出権の売買が行われている。一番得をするのは誰かと考えてみれば良い。それは国土面積の大きな国で、人口密度が小さい国だ。ロシアは、黙っていても金が入る。概算だが、日本は過去に17兆円ほどドブに捨てているようだ。
 二酸化炭素は空気中に0.038%ある。それが0.039%になったとして何が変化するのだろう。10万個の粒子のうち38個が、39個になると大きな変化が起こると思う人が居るのだろうか。コメ粒で考えれば、そのような差は全く認識できないと考える人が普通だ。
 二酸化炭素の濃度が今よりはるかに少なかった産業革命初頭でも、小氷河期と温暖期が何度も来ている。これも温暖化ガスの考え方では、全く説明はつかない。

 一つだけ確実に言えることは、二酸化炭素濃度が増すと、穀物の収量が大幅に増える。ある資料によると、コメは二酸化炭素濃度が現在の値の0.1%増大で、収量は1%増す。これは喜ばしいことではある。日食のあと、このようなことを考えていた。

 留守中、拙ブログを読みに来て下さる方が、一定数いらっしゃることに気が付いた。いつもの6割ほどの方が、いらっしゃる。その数はほとんど一定であることは興味深い。pv(ページ・ヴュウ)ではなく、uu(ユニーク・ユーザ)の数を話題にしている。pvは機械的に処理される数だから、参考にはならない。一文字更新しただけでも、2倍以上にも増えるものだ。pv数が多いと言って喜んでいてはいけないのだ。uuの数を話題にしているウェブサイトは少ない。

 写真は Dr.T.Shibata 撮影 

コメント一覧

1. Posted by たづ   2017年08月29日 22:24
排出権取引で一番不思議なのは、欧米の国としては人口密度の高い西欧の国主体で進んだことですかね。
あれ何ででしょうね?
2. Posted by dda40x   2017年08月30日 21:21
YUNO様より、経済活動が盛んな国で行われる金融商品で、科学的な知識は要求されていないというコメントを戴きましたが、久しぶりの操作で、うっかり消してしまいました。お詫びします。
この要約が間違っていればお知らせください。書き直します。
3. Posted by T.Shimizu   2017年09月03日 13:46
「現在の地球温暖化が太陽活動によるもの」とのことですが、これで世間的にコンセンサスが得られているようには思えません。何かの太陽活動が地球環境に影響を与えていることは間違いないでしょうが、人間の活動が与える影響が、人間がこの惑星に生存する上で、微々たるものとまではいえないと思います。

ブログ主さんも訪問されたことと思いますが、ワイオミング州炭鉱エリアでは、長大運炭列車の圧倒的な魅力とは別に、人間は欲求に任せてこれだけ途方も無い量の化石燃料をひたすら燃やし尽くしていいのか?と不安になります。

それと、人間活動が温室効果に与える影響を軽視するアメリカの科学者は多いです。公的機関もそうです。その対局となる欧州の炭素税の件はともかく、みんな揃って、「石炭や石油をどんどん燃やしても地球は大丈夫」と言いたげな風潮には、私は良識を感じませんね。あくまでも私が見聞きした範囲の主観ですが。

追伸:
製作中のレイアウトの北米型の信号機システムには興味あります。進展がありましたら、本サイトで公開していただきたいと思います。
4. Posted by dda40x   2017年09月05日 07:16
私は科学者ですから、客観的です。二酸化炭素濃度が増大すると気温が上昇するというのは、間違いであることは言わねばなりません。科研費を申請する時、地球温暖化防止という言葉を入れると、某東大教授はすべて不採用にしていたそうです。

海の効果の計算を忘れています。森林などとるに足らないほどの効果です。
アメリカの国土は広大で、化石燃料は無限に近いほどあります。次のエネルギィ源が確立されるまでの量は十分にあるでしょう。それとあの国は意外と省エネルギィの観点で生活しています。日本のあばら家でエアコンを使うよりも、まともな場合が多いとみています。

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