2017年07月03日

脳内3D

 先日、目を瞑って頭に浮かぶ3D画像をひっくり返した経験を紹介した。
 何人かの友人が、感想を聞かせてくれた。

「あれは面白いね、確かに頭の中でひっくり返して裏を見れば、簡単だし、好きなように回転させられるからね。」

「それができる人は、最近はほとんどいなくなった。会社の中でも我々の世代の少し後までだね。若い奴は図面を持ってきて説明するけど、『この裏はどうなっているんだ。』と聞くともう駄目。コンピュータで裏返してそれをプリントアウトするのに時間が掛かってしょうがない。頭の中でやる訓練をしてないんだ。」

「伊藤剛さんなんかは凄かったね、質問すると、『裏はこうなっていてね。』と、たちまち絵を描いてくれる。遠近法まで使った絵をさらさらと描いたよね。」
「頭の中ですべてやる訓練をしているからだけど、生まれつきの素質もあるね。」

「特定の音楽を聴くと、空中に浮かんだものが見えるんだ。海岸線を俯瞰しながら、自分も飛んでいるカモメになる。相手の下に回り込んだりできるんだぜ。」
「そりゃ少々異常かも知れんな。」

 この話をコンピュータ業界の男にしたら、
「それは違うな。そういう3Dの能力がある人が、別の業界に行くようになったというだけじゃないか?僕の周りにはいっぱい居る」と言う。さて、実際はどうなのだろうか。

コメント一覧

1. Posted by Tavata   2017年07月04日 12:27
脳内3Dはもちろんセンスもあるとは思いますが、かなりの部分が経験ベースではないかと思います。
モデラーは展開図を描いて車体を組み立てたり、レイアウトに潜ったり、縮尺を変換する等の経験があるため、比較的容易に3D化が出来るのでしょう。
また、列車に乗車していても、後ろに流れ去る車窓を二次元的な絵画としてではなく、自分が乗っている列車を模型(ないしはドローン空撮)のように俯瞰し、レイアウト的に街を見下ろすことも模型経験者なら容易でしょう。(半年前に大ヒットした某アニメ映画でそんなシーンがありましたね)
私は設計職なので比較的周りに脳内3Dできる人がいます。
また、私自身が脳内3Dできる範囲の変化を経験しています。
学生時代は鉄道模型や小型産業機械を扱っていたので、必ず垂直な直線が複数存在し、それを起点や軸にして脳内3Dをしていました。扱う実物の大きさも、せいぜい自分の背丈の数倍の範疇でした。
就職後は曲面で構成される大型の実物を扱うことになり、手元の二次元図面と実物を脳内イメージで繋ぐのが初めは苦手でした。しかし慣れるにつれ、大型構造物の極端なパースの掛かった見え方 を何とか分かるようになり、実物を見ながらパース補正をしたり、図面上で「自分が模型になって」パースを恣意的につけて考えるようになったという変化です。
他にも体調も大事なファクターに感じます。
例えば、通勤ラッシュの駅で人の流れを流場ベクトル俯瞰図と捉えられる時は人混みでもスムースに進めますが、体調が悪いとその「ベクトルが見えなく」なり、俯瞰図が構成できず、衝突などの散々な目に遭います。
音については、ただの断続音からクランク回転を推定したりする事もあります。
dda40x氏の音楽も恐らく何かのトリガーとして経験と繋がっているのではないかと推察いたします。
経験ばかりを語ってすいません。
2. Posted by harashima   2017年07月04日 21:21
私はコンピュータ業界に居ますが、たいていの人は地図が書けます。
音楽業界の人は手書きの地図を見せると感心してくれます。
姪っ子は就職試験で空間把握能力を認められたそうです。
どうも個人差があるようです。
3. Posted by dda40x   2017年07月14日 09:02
昔、数学の先生が面白いことを言っていました。人間は地上を歩いているから、3D把握力が無くても生きてはいける。鳥にとっては、無いと即、死につながる。
人間は、その力がある人が、大工とかトビ職になった。その能力のある人は無意識にやるが、そうでない人は訓練しても難しい。
立体幾何を教える時にそう言って、2次元に投射する方法を紹介しましたが、「3次元が分かる人は寝てていいから」と言いました。そのクラスでは、大半の生徒が寝ました。

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