2017年07月01日

続々々 3軸台車

 出来上がった3軸台車を床に取り付ける。コピー機をばらしたときに出て来た、幅の広いゴムベルトを保存していた。耐熱ゴムで、幅 220 mm、厚さ1 mmである。
 とても滑りが良いので、キングピンの座金として使う。音が非常に良くなる。今まで、カツカツと頭の芯に響く音だったが、コトコトという音になる。斜面を滑走させると、快適な走行音であった。中央軸がバネ一枚で支えられているのは少々荒っぽいが、実に調子が良い。簡単に作るということを、最優先にした結果だ。
 タダ同然で手に入れたプルマン展望車が、更新された。車輪とボールベアリングの価格の方が、はるかに高い。

cotter pin 3軸台車のキングピンの留め方は、もう一つある。それは台車ボルスタの穴をバカ孔にして、キングピンを上から挿す。キングピンの先端には軸に垂直に孔が開いていて、そこに割りピンを挿すのだ。アメリカ製の模型はそういうタイプが多かったが、日本製ではまず見ない。割ピンは台車の重量を支えれば良いだけだから、針金でも良い。実に簡単である。この車輌を改修する時にうっかり写真を撮り忘れてしまった。部品は外す時に、くにゃくにゃになったので、捨ててしまったのだ。
 今回は上向きボルトで、ダブルナットである。さらに接着剤を付けて弛み止めとした。

 今回の工作は試作である。調子を見て設計変更があるもしれない。この工作を、あと10輌分せねばならない。客車ボディは完成しているので、やらないわけにはいかないのだ。 

コメント一覧

1. Posted by YUNO   2017年07月01日 08:57
割ピンはボルトナットと比較して脱落の危険性が小さい方式だと思われますが、なぜナット止めに変更なさったのでしょうか?
中間軸の板バネが工作の邪魔であれば、キングピンを上下逆にして床上に割ピンを配置することも可能だったと思います。
2. Posted by たづ   2017年07月02日 21:02
>中間軸の板バネが工作の邪魔であれば、キングピンを上下逆にして床上に割ピンを配置することも可能だった

内装を付ける場合、ピンの向きによっては干渉したり内装材を壊したりしてしまうからではないでしょうか?
3. Posted by dda40x   2017年07月02日 21:50
ピンの下端はボルスタの下面にハンダ付けして、平にしてあります。そうしないと、板バネを収めることができません。割ピン方式はスペイスが沢山要りますし、中間軸の上下動で、ますます難しくなります。長く薄い板バネは、調節が容易で、簡便な方法です。
上向きの割りピン方式は、ナット留めより固定が面倒です。
ナットには、艶消し黒を塗れば全く目立ちません。

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